2020-01-01から1年間の記事一覧
ブログの趣旨に合っていないのですが、 ちょっとだけ吐露します。 先に言っときますが、大して意味のない内容です。 先日、我が子の心臓の手術が無事に終わりました。 元々心臓に障害があり、1歳前後で手術を行う予定でしたのでほぼ予定通りです。 COVID-19…
さて、続きです。 前回↓↓↓↓↓↓↓ 呼吸回数測定の重要性が詰まった論文② - Dream-Nursing どの位の呼吸回数の閾値が患者介入に値しますか? 専門科チームや救急チームなどの医療緊急対応チームを起動するためのシステムの中で、成人の「異常な」呼吸回数の定義…
さて、続きからです(゚∀゚) 前回↓↓↓↓↓↓↓ 呼吸回数測定の重要性が詰まった論文 - Dream-Nursing 重症度の指標としての呼吸数 1993年、Fieselmannらは、27回/分以上の呼吸数が病棟での心停止の最も重要な予測因子であることを報告した。 Subbeらは、不安定な患者…
ちょっとずつ読んでみよう(゚∀゚) Respiratory rate: the neglected vital sign MichelleA Cretikos, Rinaldo Bellomo, Ken Hillman, Jack Chen, Simon Finfer and ArthasFlabouris Med JAust 2008; 188 (11): 657-659. || doi:10.5694/j.1326-5377.2008.tb018…
ヌゥ 「頻呼吸の4病態ってなんだっけ?」 後輩 「①低酸素、②高CO2、③代謝性アシドーシスの代償、④呼吸中枢の興奮でしたよね」 ヌゥ 「おぉ、それで①の低酸素にはいくつか分類があるんだけど・・・」 後輩 「次から次へと・・・いっぺんに全部言ってくれれば…
後輩 「ヌゥさん」 ヌゥ 「はいはい」 後輩 「ヌゥさんが色々教えてくれるのを素直にフンフン聞いてましたけど、これってどこかで得た知識を伝えてるんですか?」 ヌゥ 「貴方が素直にフンフン聞いてるなんてこっちからすると信じられないけど・・・そうね。…
後輩 「それで、血液ガスのざっくり説明を聞いた結果、頻呼吸の4病態の“③代謝性アシドーシスの代償”が酸塩基平衡の異常として認識できるって話でしたけど」 ヌゥ 「そうね」 後輩 「前々回の最後かなんかに血液ガスは結局は頻呼吸の4病態の事を再確認しただ…
ヌゥ 「頻呼吸で考える4病態あったじゃない?」 後輩 「あ〜、確か…… ①低酸素 ②高CO2 ③代謝性アシドーシスの代償 ④呼吸中枢の興奮 でしたっけ?」 ヌゥ 「そうそう。それを血液ガスの観点から見るとどうなるかがわかったじゃない?」 後輩 「・・・ん?どう…
ヌゥ 「前回でもう血液ガスは読めるようになったよね」 後輩 「いや、さすがにちょっとまだ無理があるような・・・」 ヌゥ 「え、そう?じゃあpHが7.3の患者がいます」 後輩 「はい」 ヌゥ 「これは酸性?アルカリ性?」 後輩 「pH7.4より数値が低いんで酸性…
ヌゥ 「血液ガスの続きだけど」 後輩 「く・・・この時間が来やがった」 ヌゥ 「正常値は大丈夫そう?」 後輩 「こ、この間言われた程度なら・・・」 ヌゥ 「じゃあそれを基にして考えていくからね」 後輩 「ここからなんですよ、吐きそうになるの」 ヌゥ 「…
ヌゥ 「血液ガスのことだけど」 後輩 「ヒィィ~」 ヌゥ 「何?」 後輩 「・・・いや、この間言われてちょっと自分でやってみたんですよ血液ガス」 ヌゥ 「あら?いいじゃない?どうだった?」 後輩 「珍念でした」 ヌゥ 「なにそれ?ドッジ弾平?」 後輩 「…
ヌゥ 「わかった?」 後輩 「何がですか?」 ヌゥ 「患者評価で呼吸回数の測定をどう活用するかについてよ」 後輩 「・・・いや、何も聞いてませんけど?」 ヌゥ 「え?貴方私のツイッターのフォローしてないの?」 後輩 「知りませんよ。なんで職場のスタッ…
後輩 「ヌゥさん」 ヌゥ 「あら?どうしたの?」 後輩 「私、最近呼吸回数測定してるんですよ」 ヌゥ 「そうなの?偉いじゃない」 後輩 「それで、今までしばらく呼吸回数測定していて感じたことなんですけど」 ヌゥ 「うんうん」 後輩 「これで何がわかるよ…
本日夜勤 チームA:ヌゥ、先輩 チームB:後輩、2年目 ポーン(モニターの電極が外れている音) ヌゥ 「・・・ん?○○さんのモニターが外れてる?・・・2年目さん」 2年目さん 「はい」 ヌゥ 「○○さんのモニターが外れてるけど、もう外して良いって許可でた…
後輩 「ヌゥさん」 ヌゥ 「はい?」 後輩 「ヌゥさんが患者評価で大切にしているのってなんですか?」 ヌゥ 「ん~・・・」 後輩 「どうせ呼吸回数ですよね」 ヌゥ 「何それ?私をその辺の呼吸回数至上主義者と一緒にしないでちょうだいな」 後輩 「そんな謎…
後輩 「はぁ・・・」 ヌゥ 「ん、どしたの?」 後輩 「ヌゥさん・・・私もう看護師やめます」 ヌゥ 「そう・・・まぁ残念だけど仕方ないね」 後輩 「なんてあっさりとした返事!もっと引き止めるとか無いんですか」 ヌゥ 「いや、だって貴方の人生は貴方が決…
アレルギーの中で怖いものと言えばもちろんアナフィラキシーですが、 皆さんはアナフィラキシーの患者に直面したことがありますか? 私は最初の職場では一回も無かったのですが、 職場を移動してから割と多めに直面しております。 ちなみに輸血を取り扱う機…
後輩 「ヌゥさん」 ヌゥ 「はいはい?」 後輩 「ちょっと気になる患者さんがいるんですけど?」 ヌゥ 「あら?どしたの?」 後輩 「ちょっと前に、午後の検温に行ったら△△さんが口の中がピリピリするって言ってて」 ヌゥ 「ふむ」 後輩 「今また様子見に行っ…
PEARSでの患者評価に正解は無い……と私は思っています。 体調の変化なんて疑おうと思えばどこまでも疑えます。 ただ、患者に状態悪化の傾向が見られず、問題なさそうであれば、この患者は様子を見ても大丈夫と何処かのタイミングで判断する必要も出てきます。…
前回からの続き (前回は↓↓↓↓↓) 患者評価の振り返り - Dream-Nursing 後輩 「ヌゥさんは患者の体調が悪くなかったことを素直に喜べない人なんですね」 ヌゥ 「いや、喜べないわけじゃないのよ?」 後輩 「じゃあ何をウンウン唸ってるんですか?」 ヌゥ 「PE…
PEARSを活用しての患者評価についてですが、第一印象から一次評価を実施した結果、特に介入が必要なかったということもあります。 (まぁ、本当に何も無かったのか、この先何か起こるかもしれない変化を拾えたけれどもそれを有効活用できていないのかはわか…
前回からの続き (前回は↓↓↓↓↓) 患者評価の一例② - Dream-Nursing ヌゥ 「○○さん、なかなか起きないから心配してたけど大丈夫?」 ○○ 「大丈夫じゃないよ!昨日血が出たからって内視鏡で延々と検査されて、やっとゆっくり出来ると思ったら飲物はダメ、食べ…
患者評価の基本としてはバイタルサインが挙げられますね。 バイタルサインには正常値があります。 そこに目の前の患者が当てはまるかどうかを踏まえて患者評価をするのが、本当に単純化した患者評価です。 そこから逸脱した患者が居れば介入が必要、逸脱して…
前回からの続き (前回は↓↓↓↓↓) 患者評価の一例 - Dream-Nursing 後輩 「じゃあ検温しますよ」 ヌゥ 「そうね、私この人の情報収集してるわ」 ・・・・・・・・・・・ ヌゥ 「ふむ、80代男性。下血にて来院し内視鏡で止血術をしたと・・・」 後輩 「ヌゥさ…
経験年数が長くなると、患者の体調の事で相談を受ける事が多少なりとも増えてくると思います。 同僚から患者の相談や報告を受けたりしますよね? 報告や相談を聞いてその患者の体調を推測することになると思いますが、 その推測はどのようにされていますか?…
消灯後の病棟 後輩 「ヌゥさんちょっと良いですか?」 ヌゥ 「ハイハイ、なんか用?」 後輩 「患者さんのことで相談があるんですけど、〇〇さんが全然起きないんですよ」 ヌゥ 「寝てるって事?」 後輩 「いや、寝てるっていうか……声かけても起きないという…
さて、前回は第一印象で患者を評価した例を勝手に作って示してみましたが、 毎回あんなに都合良く体調の悪い患者を発見して評価出来るわけではありません。 (しかも、偉そうに後輩の前で (笑)) ただ、第一印象を使うタイミングをよく聞かれたりするので…
後輩 「いや、ヌゥさんとペアナーシングで患者さん受け持つなんて久しぶりで緊張しますね」 ヌゥ 「え?なんで?別に初めてやる訳でもないのに」 後輩 「だって、ヌゥさんって血圧測定するだけでもうるさそうじゃないですか」 ヌゥ 「いや、別にバイタル測定…
取り組んだ理由 大学病院における院内救急要請に関する報告では、要請者の割合は看護師が4割程度であり医療者の中では最も多い。 また、心停止した患者の中では心肺停止前の6時間以内に異常症状を呈している事がデータとして明らかになっている。 私個人とし…
基本的に患者の体調の変化に対して、看護師は対症療法しかできない。 これは医師の指示の元、看護師が医療的処置をする ことを踏まえれば仕方ないことである。 逆に言えば、事前にバイタルサインの変動に対する医師の指示があれば看護師はなにかしら動ける。…