2021-01-01から1年間の記事一覧
呼吸回数を測定するようになったけど、この情報をどうしたらいいのかわからん。 という方もいると思うので、個人的な活用方法を紹介します。(あくまで個人的なものです。) 以前お伝えしたのは、呼吸回数(というかバイタルサイン)を使用して以前の値との…
呼吸回数を測定するようになったけど、この情報をどうしたらいいのかわからん。 という方もいると思うので、個人的な活用方法を紹介します。(あくまで個人的なものです。) 以前お伝えしたのは、呼吸回数(というかバイタルサイン)を使用して以前の値との…
Surviving sepsis campaign: international guidelines for management of sepsis and septic shock 2021 | SpringerLink] SSCG2021続き 27. For adults with sepsis or septic shock, we recommend rapidly identify‑ ing or excluding a specific anatomic…
呼吸回数を測定するようになったけど、この情報をどうしたらいいのかわからん。 という方もいると思うので、個人的な活用方法を紹介します。(あくまで個人的なものです。) 呼吸回数を測定したら(というかバイタル測定をしたら) 頻呼吸、徐呼吸(多すぎ、…
Q①呼吸回数を測定することで得られる情報は? →回数の増減で、 低酸素の有無の予測、 換気の評価、 交感神経or副交感神経の優位の予測など 回数測定の過程で、 努力呼吸の有無、 異常音の有無、 呼吸補助筋の動きの評価など Q②全患者測定する必要ある? →じ…
誤解を恐れずに言うならば、 患者評価のABCDEアプローチとACLSは所謂“意識が低い系看護師”にもとてもお勧めです。 (この意識高い系低い系という表現が私は嫌いですが) というか、仕事関係の知識を学ぶ事に積極的じゃない人にこそお勧めです。 何故なら、あ…
Surviving sepsis campaign: international guidelines for management of sepsis and septic shock 2021 | SpringerLink] SSCG2021続き 19. For adults with sepsis or septic shock and high risk for multidrug resistant (MDR) organisms, we suggest us…
さて、前回の内容の患者評価の情報提供をスタッフにしたところ、 「脈拍の有無でACLS or ABCDEアプローチの二択に分ける必要があるのか?」 という質問がありました。(ACLSだけで良いのでは? という意味) 個人的には、このABCDEアプローチの先こそが一般…
患者の状態悪化から急変対応にかけての知識の最低限のラインを確保する為に提供する知識。 あまり複雑にすると浸透しない(というか嫌になる)だろうから極力シンプルに まず、患者の体調が悪いと認識したら(正直、この認識する事自体が難しいんだが) ポイ…
急変対応の振り返りのまとめをA4一枚にまとめろという無茶ぶりが上司からありました。 振り返りの会議自体はもう終了したんですが、 その会議の着地点もあまり満足のいくものではありませんでした。 私だけかも知れませんが・・・。 そもそも、 参加人数が…
Surviving sepsis campaign: international guidelines for management of sepsis and septic shock 2021 | SpringerLink] SSCG2021続き 17. For adults with sepsis or septic shock at high risk of methicillin resist‑ ant staph aureus (MRSA), we reco…
今回は(も?)呼吸回数大事だよってのが書かれた文献紹介です。 『The importance of respiratory rate monitoring』 https://www.magonlinelibrary.com/doi/full/10.12968/bjon.2019.28.8.504?rfr_dat=cr_pub++0pubmed&url_ver=Z39.88-2003&rfr_id=ori%3Ar…
Surviving sepsis campaign: international guidelines for management of sepsis and septic shock 2021 | SpringerLink] SSCG2021続き 16. For adults with suspected sepsis or septic shock, we suggest against using procalcitonin plus clinical eval…
Surviving sepsis campaign: international guidelines for management of sepsis and septic shock 2021 | SpringerLink SSCG2021続き 12. For adults with possible septic shock or a high likelihood for sepsis, we recommend administering antimicrob…
Surviving sepsis campaign: international guidelines for management of sepsis and septic shock 2021 | SpringerLink SSCG2021続き 11. For adults with suspected sepsis or septic shock but unconfirmed infection, we recommend continuously re‑eva…
まず、呼吸とは何か 『 体外から取り入れた酸素を各組織に送り届けてエネルギーをつくり 、 その代謝により産生された二酸化炭素を肺胞まで送り届けて体外に 出す』 呼吸の問題は肺などの呼吸器だけの問題では無く、循環(心臓・血球など) の問題も考えるこ…
Surviving sepsis campaign: international guidelines for management of sepsis and septic shock 2021 | SpringerLink SSCG2021続きです。 10. For adults with sepsis or septic shock who require ICU admission, we suggest admitting the patients to…
さて、輸液について述べた記事で、Frank-starling曲線について述べた上に お勧め本としていくつか本を紹介しましたが、 その後、自宅で役に立ちそうな本が他にないか漁ってた所、見つけました。 泣く子も黙る『INTENSIVIST 特集 輸液・ボリューム管理』 INTE…
さて、敗血症ガイドライン、次は平均動脈圧(MAP) に関してです 昇圧剤を使用している敗血症性ショックの成人では、 初期治療で目指す平均動脈圧(MAP)を65mmHgとする事をお勧めします。(65mmHg以上に設定しない) 平均動脈圧を65mmHg~70mmHgに設定した…
敗血症ガイドライン2021の続きです。 乳酸値の次は敗血症に対する治療介入について述べられています。 まずは輸液の負荷に関する内容です。 4.敗血症および敗血症性ショックは救急疾患であり、 治療を直ちに開始することをお勧めします。 これにはあまり言及…
敗血症ガイドライン2021の続きですが、 qSOFAのあとには乳酸値について触れられています。 3. For adults suspected of having sepsis, we suggest measuring blood lactate. 敗血症の疑いがある患者の場合は乳酸を測定することが推奨されています。 理由と…
患者評価を考える上で、 この患者のバイタルサインはいつもと比較してどうなのか? を考える事は非常に重要になってくると思います。 例えば、バイタルサインの値が異常を示す患者がいたとしても その値は果たして日頃と比較してどのような変化をしたのか? …
qSOFAスコアはICU外での敗血症の早期スクリーニングツー ルとして2016年に誕生したものでした。 これは意識レベル、呼吸回数、血圧の3つの変数のうち2つが陽性になっていれば敗血症を疑うとして打ち出されたものだったので当時は画期的でした(自分にとって…
アナフィラキシーに対しての薬剤で余裕があればオプションとして 頭の片隅に置いておきたい薬はグルカゴンです。 β遮断薬が使用されている患者にアナフィラキシーが起きた場合、 β遮断薬がアドレナリンの効果を邪魔してしまい、 有効な血圧上昇が得られない…
昔、私のブログでもアナフィラキシーの対応について書いたのですが、 いつか会うかなアナフィラキシー - Dream-Nursing これとは別に、最近こう聞かれることが増えました。 「アナフィラキシーに胃薬って使います?」 聞いた当初はあまり意味がわからなかっ…
久しぶりに更新します。 我が子の育児が一息つきましたので、ブログを再開します。 一息ついたと言うよりは、「 筋力が低いので普通の子と同じ年齢では歩けない(せいぜい5歳く らい?)」と事前に言われていたので、 まずは歩行を目標にしてリハビリ介入を…