2018-10-01から1ヶ月間の記事一覧
あご 「無事に戻ってきたわね」 まつげ 「だから大丈夫って言ったじゃないですか。会話も普通にできますよ」 あご 「ん~でも、なんか顔が白いかもしれないですね?」 まつげ 「私の勤務になってから、元々このくらいです」 あご 「なるほど、じゃあ第一印象…
今回は、一般病棟での場面の設定をしてみました。 まぁ消化管出血になると直接的には関係ないと考える方もいるかもしれませんが、 少し循環に関しての評価を記載していこうかと思います。 というか、この場面設定に似た状況って結構ありますか? 割とモニタ…
~病棟にて~ ピンコン ピンコン ピンコン あご 「ちょっとちょっと」 まつげ 「何ですか?」 あご 「このモニターの患者さんずっと140回以上の頻脈だけど何かやってるの?」 まつげ 「あぁ、その人消化管出血できた人ですね。今トイレに行ってます」 あご …
まつげ 「あの、あご先輩」 あご 「あら?どうしたの?」 まつげ 「この間、文献読めとか色々教えてもらったじゃないですか?」 あご 「そうね」 まつげ 「それで、色々探してみようと思ったんですよ」 あご 「あら、そうなの?」 まつげ 「それでインスタで…
PEARSでなぜSPO2が95%を一つの指標にしているのかわからないと以前書きましたが、 もしかしたら、こちらのような情報を元にガイドラインを作成しているからかもしれません。 https://www.bmj.com/content/363/bmj.k4169 AHAのガイドラインは5年ごとに改訂さ…
私達看護師は診断は出来ませんし、治療も出来ません。 出来ることは患者の状態変化を予測し、医師の考えや治療方針を予測する事です。 そして、それを踏まえた上で病気を治す治療を通して患者に不快な思いを出来るだけさせないように介入していくことを仕事…
まつげ 「この前呼吸回数が重要だって言ってたじゃないですか」 あご 「言ったわね」 まつげ 「それ以来、呼吸回数測定してるんですけど」 あご 「まぁ、なんて素直な‼︎あんた今の若者には珍しく素直ね」 まつげ 「珍しくは余計ですけど、まぁ呼吸回数が急変…
今回紹介する文献は論文ではありませんが気になったものです。(以前も紹介しましたが) この文献にあるように、よく業務が忙しくてなかなか呼吸回数は測れないという看護師は多いです。(少なくとも私の周りでは) 私としては1分間くらい患者の所にいて呼吸…
BLSの資格がなくてもPEARSは取得できる という事実を私はPEARS受講するまで知りませんでした。 これを聞いて「え?それならすぐPEARS取ろ~」となる人もいるかもしれません。 でも、「いや、それでもBLSができるようになってからのほうが……」という人もいる…
一年目と違って、経験年数を重ねたスタッフは疑問があったり普段と違うと思った時に「まぁ業務に支障が無ければいいか」とスルーしがちだったりしませんか? 一年目は、それ以上の年数の看護師よりも「看護師の視点」に染まってない分、他のスタッフが気づか…
換気も評価と言われても最初はピンとこないかもしれません。 要するにちゃんと二酸化炭素を吐けているかと言うことです。 ただ、もちろん換気のことを考えられるのはとても魅力的ですし、これをふまえた患者評価が最終的な目標にはなりますが、 最初は「呼吸…
まつげ 「呼吸は酸素化と換気で考えるって、要はO2とCO2を評価しろってことですか?」 あご 「そうね、どっちも重要なものでしょ?」 まつげ 「CO2って評価できたんですね」 あご 「まぁ正確じゃないけどね、正確に測定しようとするとカプノメーターって機械…
SPO2を測っておけば、SPO2 98%前後ならば呼吸に関してはOKだよ みたいな考え方が看護師の中で蔓延っています。 ・・・あ、ごめんなさい看護業界を知ったかで勝手に貶めてすみません。 でも、少なくとも今まで働いていて私に換気のことに意識を向けてくれた…
あご 「さて、ついに呼吸の最後の評価項目「SPO2」よ」 まつげ 「やっと私でも身近なものが出てきましたね。正常値96~100%で評価して終わりですね」 あご 「そうね、ちなみにPEARSでは94%以上かどうかで評価するのよ」 まつげ 「なんでですか?」 あご 「理…
嫌いな人に寄っていくようにすればその人が0点の人間じゃ無いことも案外わかってくるもんです。 もちろん嫌いな人と接していると、こちらにストレスが貯まることもありますよね。 そしたら離れましょう。別に無理に寄っていく必要もありませんから。 まぁ私…
あご 「お待たせしました。次こそ胸部の聴診よ」 まつげ 「いや、もう大丈夫です。こうなったら聴診器を使わないで所見を取り続けましょう」 あご 「・・・あなたってそういうひねくれてる所あるわよね」 まつげ 「そうですか?」 あご 「そうよ、あなた自分…
電車にギリギリ乗れて息が上がっているのを我慢して鼻をピーピーいわせてると 必要な吸気に比べて空気の通り道が狭いから音がなるんだよな〜 肺の聴診の笛音と同じ原理だよな〜 と感慨深くなりますよね。 さて、ここでは呼吸努力について記載します。 大まか…
まつげ 「呼吸の評価の項目なんて他にあるんですか?さっさと聴診器当てればいいのに」 あご 「そうね、聴診器での肺の聴取も重要な項目の一つよ」 まつげ 「ですよね、しかも得るものが多いような気がしますけど」 あご 「まぁそう言わずに、あと一項目残っ…
私自身は、PEARSは小児のためのものだから関係ないなという思考にはなりませんでした。 むしろ、「小児の安定化ができるなら、それよりも身体の機能的に余裕がある成人に対しては、より余裕のある対応ができて早急に安定化させることができるのでは?」と思…
まつげ 「第一印象でも気道の評価って話になりましたよね?」 あご 「そうね、気道の確保は何よりも優先されるものだからね。強調しすぎって事はないと思ってね」 まつげ 「正直、何回やるんだって感じですけど」 あご 「あら?でも実際に急変の場になったと…
PEARSでの第一印象に関しては説明しましたが 第一印象は生命の危機が迫っているかををとっさに判断するツールです。 しかし、多くの看護師はそんなに生命の危機が迫っている場面に立ち会う事は少ないのではないでしょうか? PEARSには体系的アプローチという…
まつげ 「ちなみにPEARSでは呼吸の事は何か詳細なことが書いてあったりするんですか?」 あご 「え?なになに?どうしたの?PEARSに興味出てきちゃった?」 まつげ 「まぁ、割と『第一印象』は学びになる内容でしたよ」 あご 「でしょでしょ?いや、あなたな…
さて、前回のあごまつげで論文をいくつか載せましたが こっちに全部書いてあります。 Respiratory rate: the neglected vital sign https://www.mja.com.au/journal/2008/188/11/respiratory-rate-neglected-vital-sign 以前twitterでも書かせていただいたも…
まつげ 「呼吸回数がそんな大事な情報だって普通に仕事してて聞いたことないですけど」 あご 「ふっ、徳田安春先生は言っているわ『〇〇〇〇〇〇〇〇と…」 まつげ 「はぁ……、え?読めないんですけど、なんですか?」 あご 「…………ちょっとね、まだこのブログ…
みなさんは呼吸回数測定してますか? 私は測定するようになりましたよ~。 最初はとにかくがむしゃらに測定していましたが、 最近は呼吸が早いか遅いかくらいはパッと見でわかるようになりました。(せっかくなので第一印象使ってみましょ?) え?そんなの…
あご 「じゃあ今度はバイタルサインに関してだけど、その前に・・・」 まつげ 「はい?」 あご 「なんでアンタって呼吸回数測らないの?」 まつげ 「なんでって……え?要ります?」 あご 「え?要らない?」 まつげ 「必要性がちょっと解らないです。「測れ」…
あご 「まぁ、なんだかんだ言ったけど、実際は人間的に合う合わないもあると思うから、どうしてもダメなら自分に被害が出る前にやり過ごすっていうのも手だと思うわ」 まつげ 「やり過ごす?」 あご 「やり過ごすというか逃げるというか、指導側が真面目に取…
あご 「もちろん、辛かった経験が多かった、それを乗り越えたというのは人によると財産になってるのかもしれないけどね?辛かったんだからそれを他人にも強要したらダメよ。むしろ、そういう人は辛くなくても自分と同じような財産を身につけられる方法を考え…
あご 「まずは何から考えましょうかね」 まつげ 「でも意外でした」 あご 「なにが?」 まつげ 「あご先輩は割と現場の看護師寄りの考え方してくれると思ってたけど、学生寄りの考え方なんですね」 あご 「え?そんな事ないでしょ?」 まつげ 「いや、だって…
あご 「どうしたの?なんかイライラしてない?」 まつげ 「いや、今看護学生の実習担当なんですけど、ひどいんですよ。「これ〇〇までにやってきて」って言ったところを期日までにやってこないんですよ?普通やってきません?しかも、少し指摘すると担当教員…