呼吸回数測ろうぜ⑧
まつげ
「呼吸は酸素化と換気で考えるって、要はO2とCO2を評価しろってことですか?」
あご
「そうね、どっちも重要なものでしょ?」
まつげ
「CO2って評価できたんですね」
あご
「まぁ正確じゃないけどね、正確に測定しようとするとカプノメーターって機械が必要だけど」
まつげ
「そんなのもあるんですか?」
あご
「確か耳とかにアタッチメントつけてSPO2とCO2測定する経皮的なモニターがあった気がする」
まつげ
「それ使いましょうよ」
あご
「ん~でも機械が割と大きかった気がするわ」
まつげ
「デカイのか~持ち歩くの面倒ですね」
あご
「カプノメーターってのもあるけど、それはベッドサイドモニターに装着するタイプと携帯できる小型のタイプがあったかも」
まつげ
「え?小型のあるんですか?それ使いましょうよ」
あご
「いや、でも私使ったことないしね」
まつげ
「使ったことないからって使わないなんてらしくないですね。無駄に自分用の血圧計とか持ってるじゃないですか」
あご
「パルスオキシメーターも持ってるわよん~」
まつげ
「いらね~、なんで?何この人・・・それいくらですか」
あご
「確か3万円くらいのが・・・」
まつげ
「高っ!」
あご
「値引きされて8千円くらいだったわ」
まつげ
「安~・・・くなくね?元値が高いから安く感じるだけじゃね?」
あご
「お買い得よね」
まつげ
「私なら絶対買わないですけど、じゃあカプノメーターも買いましょうよ」
あご
「じゃああなた買ってよ。半額出してあげるから」
まつげ
「本当ですか?そしたら考えてもいいですけど、ちなみにいくらですか?」
あご
「確か本体が30万え・・・」
まつげ
「私達看護師って機械に頼らず自分で観察してこそナンボですよね」
あご
「付属のアダプタが5万円・・・」
まつげ
「なんか急に呼吸回数測りたくなってきたなぁ」
あご
「あんた調子いいわね。まぁ基本的には人工呼吸器ついてる患者につける機械だからね」
まつげ
「早く言ってくださいよ」
あご
「それが呼吸回数で代用できるなんて素敵なことよね」
まつげ
「そうですね」
あご
「まぁ代用はさすがに言い過ぎだけど、体のpHの予測には役立つわ」
まつげ
「うわ~出た、なんちゃら性なんちゃらーシス」
あご
「そうね、その辺の予測もできるわね」
まつげ
「私何回やってもその辺覚えられないんですよね」
あご
「わかるわその気持ち、私も人に教えるほど理解できてないかな~」
まつげ
「あ、別に教えてもらわなくて大丈夫です」
あご
「でも、そこまで言うならちょっと勉強してくるね」
まつげ
「人の話聞けよ」
呼吸回数測ろうぜ 終わり
いつか書くであろう血液ガス編へ……