Dream-Nursing

世の中の看護師さんに発信したい、自分で学んだ文献などを記載する備忘録。看護師さん〇〇しようぜ!

患者観察テク

呼吸を学びたい

「呼吸管理について教えて欲しい」 とスタッフに個別で言われたので、 何か気になったことがあるのかを伺ってみるも、 「何を学んだら良いかわからないので、 とりあえず呼吸管理と称したが、○年目(←若手) は何を勉強したら良いでしょうか?」 という質問…

“何か変”って何が変?

Twitterで「患者に対する看護師の”何か変”という感覚を大切にしよう」 的な意見がチラホラ立て続けにあったような気がなんとなくした。 個人的には「確かに“患者がいつもと何か違う”という感覚は、 何かの情報を拾っているのかもしれないがそれを“何か変” で…

《患者評価》

ファーストタッチ→ カーテンを開ける前の声かけ「○○さ〜ん」に対する反応でざっくりレベル評価 直面しての第一印象でヤバいか判断(顔色、呼吸、会話への反応) 上記で体調悪そうなら一次評価へ (悪くなさそうなら退室) 検温するならそのまま検温へ 検温→ …

いつか会うかなアナフィラキシー

アレルギーの中で怖いものと言えばもちろんアナフィラキシーですが、 皆さんはアナフィラキシーの患者に直面したことがありますか? 私は最初の職場では一回も無かったのですが、 職場を移動してから割と多めに直面しております。 ちなみに輸血を取り扱う機…

PEARSさえあれば大丈夫?

PEARSでの患者評価に正解は無い……と私は思っています。 体調の変化なんて疑おうと思えばどこまでも疑えます。 ただ、患者に状態悪化の傾向が見られず、問題なさそうであれば、この患者は様子を見ても大丈夫と何処かのタイミングで判断する必要も出てきます。…

患者評価の基本に加えて

患者評価の基本としてはバイタルサインが挙げられますね。 バイタルサインには正常値があります。 そこに目の前の患者が当てはまるかどうかを踏まえて患者評価をするのが、本当に単純化した患者評価です。 そこから逸脱した患者が居れば介入が必要、逸脱して…

呼吸回数を測定してどうする?

君は呼吸回数を測定する事が重症患者を見つける評価に繋がると主張しているが、 呼吸回数を測定することで重症だと騒ぐ事と血圧を測定して重症だと判断する事になんの差がある? 同じバイタルサインなのに…… ……みたいな意見をたまに頂きます。 前提とする事…

患者評価を習慣化しようぜ

さて、最近若手スタッフがPEARS、ACLSを活用している姿を見る事が出来て大変嬉しいヌゥです。 もしかしたら私がいる時だけなのかもしれませんが(笑) それでもやっていただけるだけ良いです。 三日坊主でも大歓迎です。 全く活用されないよりも一回でもやっ…

実習と患者評価

ご好評頂いております(と勝手に思っている)実習生への知識伝達ですが(笑) 当日シャドーイングをやってくれと師長に言われまして、 本当にただシャドーイングをやるだけにしようと思っておりました。 求められていることも把握していないし、 「夜勤の経…

患者評価をより良くする為に

患者評価について詳しそうな事を言ってて、コイツ自信満々じゃね? と感じる方々がいるかもしれませんが、 私は基本的に、 実際に自分の患者評価ははたして意味があるのか? 自己満じゃないのか? 他の看護師ならもっと早い段階での患者の変化に気づけるんじ…

何か気になる……時はどうする?

ちょっと気になったので書かずにはいられませんが、 「患者が布団を被っていたので起こさない」 とか、 「患者が体調が悪くて機嫌が悪いから起こさない」 とかは大変危険です。 その人のいつもの寝方を知っていて、それがいつもの寝方だと言うのであれば危険…

『何か変』を言語化するには患者評価のテンプレを使う

急変前の患者の状態がどのようなものだったかを分析すると 「何か変だと思った」 という表現をしている医療従事者がたまにいます。 この“何か”を突き詰めて考えてみると、 もしかしたら、呼吸の面で何かを感じたのかもしれないし、循環の面や患者との会話で…

報告に関しての提案

私は患者の変化に対する閾値が低い方だと思います。 特にバイタルや意識レベルの変化には敏感になってしまうところがあります。 「そんなん誤差じゃね?」 「よくある変動の中の一つじゃね?」 って言われることの方が圧倒的に多いのですが、 気になってしま…

傾眠へアプローチした結果

この事例はフィクションです。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 17時頃…… スタッフ 「なんか患者 Aが変なんです。傾眠っぽいと言うか動作が緩慢で……でも会話し始めれば凄い多弁だし……」 医師 「……せん妄かな」(診察へ) という会話が聞こえてきま…

すぐに動ける!急変対応の基本④

さて第4章ではアナフィラキシーがテーマになっています。 アナフィラキシー、わかります? ちゃんと対応できそうですか? アナフィラキシーですよ? 自分には関係ないと思ってませんか? 内服や静脈注射を扱っていれば関係ありますし、 検査関連の部門で勤務…

すぐに動ける!急変対応の基本②

さて、第2章は意識障害に関しての評価になっています。 ここでは、まず基本的なJCSとGCSについて記載があります。 これ以外にもPEARSには「AVPU」、更に救急ではECS(Emergency coma scale)があります。 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jcts/16/1/16…

プランA、Bを使ってみて

『患者観察テク』で紹介されていたプランAプランBの考え方を実際に勤務中にやってみたんですが いや~疲れたわ頭使ったわといった感じです。 この患者に考えられる最悪のケースは何かを考えるには、ただでさえ疾患に関する知識が必要なのに、 疾患に対する基…

ワーストを疑う

『患者観察テク』を読んでから自分もプランAプランBの考え方を導入しようと思っています。 しかし、よく考えてみると患者が異常を訴えた時にまず「最悪のケース」を疑って対応するからそこまで思考としては変化無いかなと思いました。 胸痛だったら「急疾冠…

患者観察テク本

以前紹介したこの患者観察テク本ですが、 看護学生・若手看護師のための 急変させない患者観察テクニック〜小さな変化を見逃さない! できる看護師のみかた・考え方 作者: 池上敬一 出版社/メーカー: 羊土社 発売日: 2018/03/19 メディア: 単行本 この商品を…