第一印象 補足
後輩 「ヌゥさん」 ヌゥ 「はい?」 後輩 「ヌゥさんが患者評価で大切にしているのってなんですか?」 ヌゥ 「ん~・・・」 後輩 「どうせ呼吸回数ですよね」 ヌゥ 「何それ?私をその辺の呼吸回数至上主義者と一緒にしないでちょうだいな」 後輩 「そんな謎…
さて、前回は第一印象で患者を評価した例を勝手に作って示してみましたが、 毎回あんなに都合良く体調の悪い患者を発見して評価出来るわけではありません。 (しかも、偉そうに後輩の前で (笑)) ただ、第一印象を使うタイミングをよく聞かれたりするので…
後輩 「いや、ヌゥさんとペアナーシングで患者さん受け持つなんて久しぶりで緊張しますね」 ヌゥ 「え?なんで?別に初めてやる訳でもないのに」 後輩 「だって、ヌゥさんって血圧測定するだけでもうるさそうじゃないですか」 ヌゥ 「いや、別にバイタル測定…
さて、入院している患者が医療者に求めていることとはなんでしょうか? 優しさ? 腕の良さ? お金の安さ? いつでも対応してくれること? 人によって様々な意見があると思いますが、 私は 「死なないで退院させてくれること」 だと思っております。 え?極論…
ちょっと気になったので書かずにはいられませんが、 「患者が布団を被っていたので起こさない」 とか、 「患者が体調が悪くて機嫌が悪いから起こさない」 とかは大変危険です。 その人のいつもの寝方を知っていて、それがいつもの寝方だと言うのであれば危険…
第一印象とは 医療者が患者を目の前にして数秒で行う患者評価 意識レベル・呼吸・皮膚色の3要素で構成される ①緊急の介入が必要②緊急ではないが介入が必要③介入不要 上記3つの中から患者がどの状況かをパッと見で判断する。 意識レベル • 反応無し• 緩慢• 意…
PEARSの第一印象を構成するのが何故「顔色、呼吸、意識レベルなのか。 これは最終的に人が死ぬ道筋を考えると説明できます。 今回は意識です。 「第一印象」の場合は外観と呼ばれています。 これは意識レベルだけでなく、より多くの外観から得られる情報を活…
PEARSの第一印象を構成するのが何故「顔色、呼吸、外観」なのか。 これは最終的に人が死ぬ道筋を考えると説明できます。 今回は呼吸です。 「第一印象」の呼吸で注目するのは、外から見た呼吸努力の増加の有無と異常音です。 第一印象はぱっと見での評価なの…
PEARSの第一印象を構成するのが何故「顔色、呼吸、外観」なのか。 これは最終的に人が死ぬ道筋を考えると説明できます。 例えば、出血ですが体の血液が失われていきます。 そうすると単純に必要な血液の量が少なくなるので循環が破綻しますね。 体に取り込ん…
前回、結局視診で重要なことは 見た目に体調が悪そうかどうか と書きましたが 実際にはどのような姿を体調が悪そうと判断するのでしょうか? 声を掛けた時に返事が無い ⇨レベル低下? 臥床したまま ⇨動けない理由がある? 開眼しないで会話だけする レベル低…
さて、これで一通り『第一印象』の紹介はおしまいです。 簡単でしたか?難しかったですか? 何度も言いますが、私は最初にPEARSという研修を受けた際、最初にこの『第一印象』という考え方を聞いてとても衝撃を受けたことを覚えております。 患者を目の前に…
さて、第一印象の最後は循環の評価です。 今までと同じように、この「第一印象」ではあまり詳細な評価は要りません。 やっぱり少ない時間で目の前の患者に介入が必要かどうかを判断していきます。 では循環をどのように判断するか? 循環の「窓」として、脳…
さて、意識の次は呼吸に着目してみます。 既出のようにこの「第一印象」に評価の場面では、あまり詳細な評価は要りません。 やはり数秒で目の前の患者に介入が必要かどうかを判断していきます。 息をしているか? していても辛そうな呼吸ではないか? 呼吸の…
TICLSですが、小児領域では有名なのでしょうか? 私はこのPEARSを受講した際に初めて知りました。 小児向き(というかお互いの発語でコミュニケーション取れない患者向き?)の評価項目だと思います。 T:Tone I:Interactiveness C:Consolability L:Look/Gaze…
患者さんと接する時に、まず最初にすることはなんですか? ……… ……… ……… 私は「声をかけること」です。 まぁ当たり前ですよね。 大部屋であればカーテン越しに声をかけて(名前を呼んで)返事を聞いてから、もしくは数秒待ってからカーテンを開けます。 名前…