勉強会『第一印象』の導入
さて、入院している患者が医療者に求めていることとはなんでしょうか?
優しさ?
腕の良さ?
お金の安さ?
いつでも対応してくれること?
人によって様々な意見があると思いますが、
私は
「死なないで退院させてくれること」
だと思っております。
え?極論だって?
まぁそれはわかります。
でも、死ぬつもりで入院してくる人なんてほぼいないわけでして、
悪い所が無いかどうかを検査してもらう
悪い所を治してもらう
という考えで入院してくる患者が殆どでは無いでしょうか?
そして、それを踏まえて考えると
医療者が身に付けることの一つとして、
患者の体調が良いか悪いかを早期に察知する。
ということが挙げられるのでは無いかと思います。
しかし、「体調が悪い」となれば、何が原因で体調が悪いのかを診断するのは医師です。
私達、看護師は「体調が悪いのは何が原因」というところまでは職業上求められません。(というか診断自体できない)
ただ、医師よりも患者と接する機会は多いです。
患者の体調をリアルタイムで把握しようと思えば出来るわけですから、
これは患者の状態把握をする上で大きなメリットになりますし、
『気付く』という事は看護師に必須の技術なのでは無いでしょうか?
では、患者と接している時間が長ければ状態悪化を察知する技術は徐々に伸びていくのか?
それは違います。
単に日頃の業務として患者と接している場合と
この患者はこの時間は何をしていて、食事前はどんな感じで担当患者の1日の流れを意識しながら業務をしている場合とでは
普段の患者から変化が起きた時にどちらが早期に察知できるかといえば後者でしょう。
なんとなく患者を見ているよりも、意識して患者を見ている医療者の方がその患者に関する理解が深まるのは当然です。
では、どこを意識してみていくのか?
「患者を死なせない」に特化して言うと、
『患者の身体の酸素の流れ』
を意識して見ていくことが必要です。
そこを体系的に学ぶことが出来るのがPEARSです。
そして、その中でも最初の入り口として必須になってくる技術があります。
それが『第一印象』です。
看護師として働いていて、聞いたことある方はきっと少ないですよね?
では、これから説明します。
外観、皮膚色、呼吸の単純な3項目で出来上がっているので
明日から使おうと思えば使い放題ですよ?
さぁ皆様、Let’s 第一印象!
って導入をしてからDVD見てもらって
、ケース毎に第一印象の評価してもらって
みんなで共有してってやってたら30分経っちゃうかな〜(゚∀゚)