BLSとPEARS
BLSの資格がなくてもPEARSは取得できる
という事実を私はPEARS受講するまで知りませんでした。
これを聞いて「え?それならすぐPEARS取ろ~」となる人もいるかもしれません。
でも、「いや、それでもBLSができるようになってからのほうが……」という人もいるでしょう。
BLSの資格を取る事で自分のモチベーションがあがる等に繋がるのであれば取る事をお勧めしますが
なんとなく「順番的にそうだから」などと考えているのであればさっさとPEARSを受講した方がいいと思います。
理由は必要性と頻度です。
ここから下は私の完全な主観ですのでご了承下さい。
まず、必要性としてはBLSの方が上です。
なんといっても蘇生の手技ですからね。
医師のレジデントマニュアルや当直マニュアルなどのマニュアル本にも最初に紹介されている処置です。
もちろん私が最近買ったタラスコンにも(゚∀゚)
ただ、頻度でいえば蘇生を必要とする対象が目前にいる必要があるので
多くの医療者にとってそれ程活用する機会は多くないと思われます。
次にPEARSですが、これは使用頻度は多いでしょう。
というか、日々の業務でやる患者評価そのものです。
なので患者を目の前にする度に使用することになります。
患者の状態悪化をする前に安定化をはかるスキルなので、必要性としても高いものでしょう。
むしろ、バイタルサインの測定を学ぶ時に一緒に学んで欲しいくらいです。
ただ、一回学んだところで身につかない(笑)
まぁ、これはBLSとかも同じですが継続した活用をしないと感覚が鈍ります。
学べば学ぶほど深みのでてくるスルメのようなスキルです。
「BLSを取ってからじゃないと受けられないんでしょ?」
「私に蘇生の手技を学ぶなんてまだ早い」
とか漠然と考えているならさっさとPEARS受講してしまいましょう。
ずっと使えるスキルが身につきますよ。