皮膚所見って観てる?
Hospitalist ~病院総合診療医~: 敗血症性ショックにおける蘇生の指標: 末梢循環 vs 乳酸
こちらの記事には興味深いことが記載されています。
個人的に敗血症や重症管理ではCRTやMottlingといった末梢循環所見をバイタルサインと同じように頻回に, よくフォローし, 活用しています.
とてつもなく興味深くありませんか?
私達一般病棟の看護師からすると「乳酸値と言われても?」という方々も多いと思います。
これに関しては「まぁそんなに接する機会が無いから仕方ないよね」とかで許容されることではないと考えていますが、
認知(重視)されていないというのも事実です。
まぁ血液ガスの評価も関連してくる事が要因の一つだとも考えられます。
血液ガスは簡単!
と言い切れるほど私も評価に通じているわけではありません。
しかし、皮膚色の評価ならPEARSを受講したこともあり少し神経使って観察できます。
一般病棟の看護師もポイントを理解さえすれば皮膚の観察は出来るでしょう。
そこにきてこの記事(論文紹介)です。
ここではCRTが挙げられていますが、
ブログを書いている先生は『Mottling』という所見も挙げています。
恥ずかしながら、『Mottlingスコア』知りませんでした。
『まだら皮膚』の所見は存じてはいましたが、こういった指標でしっかりスコアリングする方法もあるんですね。
敗血症になってしまった患者の皮膚を見るとMottling所見が出ていることは何度も経験しています。
Mottling所見があるから循環不全がありそうという評価も何度かしています。
それを裏付ける情報なので大変興味深いです。
さらにこちらの記事には末梢循環のまとめが記載されています。
Hospitalist ~病院総合診療医~: 末梢循環不全の評価: MottlingとCRT
バイタルサインには皮膚所見を入れるべしと常日頃より指導しています。
この文化がもっと広がることを祈って.
上記記事より引用です。
個人的にこの意見に完全に同意します。
PEARS以外の視点からこういった意見が出てくると、自分の患者評価は少なくとも間違っていなさそうだと実感できます。
正直言って大興奮です(笑)