低灌流特定の為の皮膚温度の評価
前回に引き続き、今回はこれを紹介します。
対象が200人以上いますが、これなら説得力ありますでしょうか?
っていうか量的研究はどのくらいなら説得力あるといえるのでしょうか?
……誰か教えて(笑)?
さて、この論文でも末梢が温かい患者よりも冷たい患者の方が重症というような意味を示す結果になっていると思われます。
心拍出量やヘモグロビンなどの循環動態を示すパラメーターが冷たい末梢で低いとされており、
特に乳酸値は、やはり冷たい末梢の方が高い乳酸値を指し示しているようです。
つまり、循環不全にて組織低酸素が出現している結果、乳酸値が高くなっていると考えられます。
これで皮膚評価やる気になって・・・くれますかね?
まぁ、個人的にはマクギー先生の記述に
“正常な人体には心拍出量の低下に対して四肢の皮膚血流を減少させる機能があり、その結果として四肢の冷感、毛細血管の再充満時間の遅延、膝の皮膚斑紋などの所見が生じる”
第3版P365
って書いてあるんで
「マクギー先生が言ってるんですから、これでもう充分ですよね‼️」
って気持ちなんですけど(笑)
(もう第4版が出てるよ)
あ、ちなみに今回の論文は本文が手に入らずアブストラクトのみを参照しております。
なので詳細がわからない部分があります。
本文が手に入る方は、読んで私に解説してください。
お願いしますm(__)m
やっぱり、皮膚の温度といいCRTといい皮膚色といい、
皮膚は見る価値のある所見がいろいろありますね。
馬鹿にしないで、ちゃんと観察しましょうね。