Dream-Nursing

世の中の看護師さんに発信したい、自分で学んだ文献などを記載する備忘録。看護師さん〇〇しようぜ!

バイタル評価 呼吸⑥

嫌いな人に寄っていくようにすればその人が0点の人間じゃ無いことも案外わかってくるもんです。


もちろん嫌いな人と接していると、こちらにストレスが貯まることもありますよね。


そしたら離れましょう。別に無理に寄っていく必要もありませんから。


まぁ私は「この人私のこと嫌いだから私に話しかけられるの嫌だろうな」と思いながら話しかけるという歪んだストレス解消してますけど(笑)


さて、今回はついに聴診器の出番です。


今更かよ、という声もありそうですが、むしろ聴診器を使わなくても色々な所見が評価できたでしょ?


呼吸に関しては、何か手を出すより観察することで有用な情報を得られることが多いです。


もちろん聴診も大切にしましょう。


聴診ではいわゆる「エア入り」を評価します。


一緒に胸郭の動きも評価しましょう。


胸郭は呼吸の時は基本的に左右対称に動くはずです。


胸郭の動きが非対称、胸郭への空気の出入り(エア入り)が非対称であれば何か異常があることが予測されます。


ちなみにPEARSでは聴診の箇所を、


前面:胸部の中央(胸骨の左右)

側面:腋窩の下(肺の下部の空気の流れを評価するのに最適)

背部:背部の両側


と、記載していますが、解剖学的にいうと肺の下葉の評価をする場合は背部の方が適しているような気がします。


いや、まぁ実際に解剖して肺を見たことがないので自信を持って確かな情報とは言い難いんですが・・・。


教科書を参考にすると、右腋窩下は右肺中葉のアプローチにいいようです。


細かいことですが、こういった解剖学的なことを学んで、実際の患者さんを目の前にしてやってみるというのも座学と実学が結びついて楽しいものです。


まぁ患者さんに対してそんな態度はけしからんという意見もありそうですが、


そういう時は自分か友達か家族に協力してもらって試しましょう。


背部では肺の上葉と下葉を分ける斜列が


腕を上に上げた状態(外転)の肩甲骨の内側のラインに沿っているらしいので


そんなことも参考にすると場所の目処がつくと思われます。


そして肺音の聴取です。


左右に差がないかを注意しながら異常な音の有無も評価します。


PEARSでは


Stridor

Snoring

Barking Cough

Hoarseness

Grunting

Gurgling

Wheezing

Crackles


と8種類挙げられています。


Stridor、Snoring、Wheezing、Crackles


くらいは聞いたことある方も多いかもしれませんが


Barking Cough、Hoarseness、Grunting、Gurgling


は聞いたことがない方も多いかもしれません。


そんな方はYouTubeで検索して見ましょう。


あぁ、これね!という音がいくらでも出てきます。


ちなみに肺音は正常な音がわかっていないと


何が異常な音かがわかりませんので正常な音の認識も忘れることなくやりましょう。


あと肺音に関してアルファベットが並んでいますが、


これを機に覚えてしまいましょう。


どうせ医師のカルテには英語で書かれています。


・・・などと言いながら私は聴診が苦手です。


異常音どころか正常な音もうまく聞き取れません。


学生の頃に使っていた聴診器だから悪いのかと思って聴診器を少しいいやつに買い換えたんですが、


それでもうまくいきません。


そのおかげで、「ちゃんと解剖学的な面からアプローチしてないからでは?」と思って解剖を復習する気になったんですが、


それでもうまくいきません(笑)


何かコツがあるんでしょうか。

 

 

 

今回の学び

YouTubeは便利。


聴診器は高いものを買ってもさほど変わらない(※個人の見解です)

 

参考文献

AHA PEARSプロバイダーマニュアル


Pocket tutor 体表からわかる人体解剖学