呼吸回数測ろうぜ②
まつげ
「呼吸回数がそんな大事な情報だって普通に仕事してて聞いたことないですけど」
あご
「ふっ、徳田安春先生は言っているわ『〇〇〇〇〇〇〇〇と…」
まつげ
「はぁ……、え?読めないんですけど、なんですか?」
あご
「…………ちょっとね、まだこのブログに載せていいか許可取ってないのよ」
まつげ
「そんなの紹介しないで下さいよ」
あご
「だって私が呼吸回数測定する事に目覚めた一文だもの、紹介したくなるじゃない?」
まつげ
「ったく、そこでは呼吸回数が重要だって事を主張してるわけですね?」
あご
「素敵な言葉よね?」
まつげ
「素敵な言葉っていうか読めないんですけど?」
あご
「私この言葉を読んだ時、衝撃を受けたの」
まつげ
「あご先輩なにかと衝撃受けてますね。そもそも、それ本当ですか?根拠は?」
あご
「まぁ、根拠とか言ってくるなんて生意気」
まつげ
「こういうのに生意気も何もないと思います。そんなこと言ってるからこの世界はいつまでも働かない知識のないお局だらけの年功序列がまかり通る下らない仕組みが続いてるんですよ」
あご
「……やめなさい。消されるわよ」
まつげ
「思った事を言いあえる職場を目指していますので」
あご
「あなたね・・・。fieselmann先生達は「呼吸回数27回/分以上の患者は72時間以内に心肺停止が予期される」❶って研究で書いてるわね。他にもsubb先生達は「呼吸回数は安定した患者とそうでない患者を識別する良い指標になりそう」❷って言ってるし」
まつげ
「はぁ、まぁ結局は呼吸回数も測定しろってこと言いたいだけですよね。面倒ですね」
あご
「なんで面倒なの?」
まつげ
「前も言いましたけど、呼吸回数測るの時間かかるじゃないですか」
あご
「え?あなた1分間も待てないような忙しい仕事してるの?」
まつげ
「いや、1分なんて測りませんよ。せめて15秒ですね」
あご
「なんでよ!じゃあ、そこをなんとか、あと15秒足して30秒」
まつげ
「無理です。まぁ出せて20秒ですね」
あご
「じゃあそれでいいわよ。その代わり、測定時間が短いとそれだけ誤差も大きくなるから覚えておいてね」
まつげ
「っていうか根拠に英語の論文とか出してくんなよ生意気な」
あご
「あなたに言われたくないんだけど」
まつげ
「なんでも言い合える職場バンザイ」
あご
「・・・」
・・・つづく
引用したいサイト(許可申請予定)
『燃えるフィジカルアセスメント』
https://blog.goo.ne.jp/yasuharutokuda/e/e24fd3a8c984198d31568f72c03cc84a
引用論文
❶Fieselmann JF, Hendryx MS, Helms CM, et al. Respiratory rate predicts cardiopulmonary arrest for internal medicine patients. J Gen Intern Med 1993; 8: 354-360.
❷Subbe CP, Davies RG, Williams E, et al. Effect of introducing the Modified Early Warning score on clinical outcomes, cardio-pulmonary arrests and intensive care utilisation in acute medical admissions. Anaesthesia 2003; 58: 797-802.