バイタル評価 呼吸①
みなさんは呼吸回数測定してますか?
私は測定するようになりましたよ~。
最初はとにかくがむしゃらに測定していましたが、
最近は呼吸が早いか遅いかくらいはパッと見でわかるようになりました。(せっかくなので第一印象使ってみましょ?)
え?そんなの誰でもわかりそうだって?
確かに(笑)
でも、割とみんな認識できてなかったりするんですよ。
発熱した患者の報告や、状態の不安定な患者の報告を受けた際は呼吸回数を尋ねるようにしていますが、
報告内容と実際の所見が合ってるのは五分五分くらいな印象です。
測定していないのに報告するのは問題外として、
みんな「そこまで頻呼吸じゃない」って言いがちな印象があります。
でも、実際は22~26回くらいであることが多いです。
まぁ、何回から頻呼吸と考えるかっていうのも人によるんですが
まぁ、ざっくりと
22回で「ん?」
26回で「危なくね?」
30回で「やばばばば」
などと認識しておくといいかもしれません。
呼吸回数は状態変化を察知するのに有用な情報です。
でももし、測定していなくても別に皆さんは悪くないです。
学生の時や新人の時に呼吸回数の重要性なんて教えてもらわなかったですよね?
私も教わりませんでした。
これは指導する立場の方々が呼吸回数の重要性を理解していなかったからだと思います。
でも、その指導者もきっと新人の時に上の指導者に教わらなかったのです。
知らない知識を教えることはできません。
だから上を責めても仕方ないですし建設的ではありません。
自分たちよりも下の年代には自分たちよりも優れた看護師になってもらいましょう。
次回は呼吸回数がなぜ重要なのかを説明してみたいと思います。
これを読んだ皆さんはもう呼吸回数を蔑ろにしないはず。
今回の学び
呼吸回数を測定しよう。
呼吸回数の重要性を考えてみよう。