酸素療法
PEARSでなぜSPO2が95%を一つの指標にしているのかわからないと以前書きましたが、
もしかしたら、こちらのような情報を元にガイドラインを作成しているからかもしれません。
https://www.bmj.com/content/363/bmj.k4169
AHAのガイドラインは5年ごとに改訂されるので
その都度、色々な研究や情報をアップデートに使えるのかなと考えられます。
というか、ここの図とても見易くない?
1枚目を見るだけで俯瞰で色々わかるし
それぞれの推奨の説明も図でやってくれてるし
さらに詳細も図の中で見たい人はmore detailsのボタン押せば見られるし
英語もシンプルでわかりやすい。
・・・BMJって凄い。
簡単に内容を言うと、
酸素投与が多すぎると患者死亡率が上昇する。
酸素療法を受けている患者は、SpO2を96%以下にすることを強く推奨する。
急性心筋梗塞や脳卒中患者の場合、SpO2が90%以上の患者で酸素療法を開始しない方が良い。(SPO2 93%では強推奨、90-92%では弱推奨)
SpO2範囲を90-94%にすることは、大部分の患者にとって合理的であると思われ、高炭酸ガス呼吸不全の危険性がある患者については88-92%にするための必要最小限の酸素を使用する。
ということです。
酸素投与のしすぎ、SPO2 100%維持の悪習が叫ばれるようになっていますし、
職場のスタッフにも周知したかったんですが
これを是非使いましょう。
資料も少なくて済むし。
今回の学び
BMJが凄い(笑)