呼吸回数をどう活用する?
呼吸回数を測定するようになったけど、この情報をどうしたらいいのかわからん。
という方もいると思うので、個人的な活用方法を紹介します。(あくまで個人的なものです。)
呼吸回数を測定したら(というかバイタル測定をしたら)
頻呼吸、徐呼吸(多すぎ、少なすぎ)を判断します。
次に前回や前日のデータと比較です。ここで変化の有無を確認します。
日々の検温で部署によっては他の観察項目があるかもしれませんので、そこで聴診や、胸の動き、努力呼吸の有無も確認します。
……これだけです。
大して特別な事はありません。
体温も血圧も脈拍もSpO2も、評価としてはこんなものではないでしょうか?
呼吸回数を情報として活用するのに、そんなに身構える必要はありません。
状態悪化への感度が高いといっても、呼吸回数は良くも悪くもバイタルサインの一つです。
呼吸回数だけ特別扱いしないで下さい(笑)
バイタルサインでの評価ってスクリーニングの一つですよね。
バイタルサイン全体を統合した患者評価が、緊急度、重症度を判断する一番の指標になると思っています。
その感度を高めるためにも、是非呼吸回数の測定をしていきましょう。
(いや、まぁこんな私以外でもっと有意義な呼吸回数活用してる人沢山いるでしょうけど……)