経験年数を重ねると……
経験年数が長くなると、患者の体調の事で相談を受ける事が多少なりとも増えてくると思います。
同僚から患者の相談や報告を受けたりしますよね?
報告や相談を聞いてその患者の体調を推測することになると思いますが、
その推測はどのようにされていますか?
貰った情報を自分の中で良いように解釈していたり、
まぁ、なんとなく今まで大丈夫だったから大丈夫だろうというような希望的観測で推測していたりしませんか?
自分が推測した患者の状態を、なんとなくではなく、生理学的な面から考えて判断しましょう。
ただ、その為には闇雲に情報を集めるようにしていると抜けがあったりタイムリーな評価が出来なくなったりします。
なので、何かしらのテンプレ……というか自分の中での指標を作っておくと良いです。
そうすると、効率的に情報が集められて抜けも少なくなると思います。
単純にそういう姿勢を示す事で、患者評価にはこういった視点が必要なのかと同僚に感じてもらえるかもしれません。
……感じてもらえないかもしれませんが(笑)
まぁ、主な目的はそこではなく、最終的なゴールは患者がすぐに介入が必要な状態なのかどうかを評価する事なのであまりそこにばかり気を取られないようにしましょう。
正直、姿勢を示すだけでは何も変わりません。
知識、技術を教える
→実際にそれを使う姿を見せる。
→それを解説して、流れをイメージしてもらう
→今度は実際に実行してもらう
→実行したらそれを一緒に振り返る
くらいの事をやれれば同僚にも浸透していくのでは無いかと考えています。
経験年数を重ねると、自分一人で何かをやってれば良いという立場では無くなってきますよね。
自己流の患者評価ではなく、体系的な患者評価のアプローチを伝えるようになれると看護師のレベルの底上げが出来るのではないかと考えています。
その為には、まず自分の患者評価を見直してみましょう。