学んだ知識を活かすには?
学んだ事を実際の業務で活かせないのは何故か?
これには苦労させられます。
理由を考えてみますと、
本で読んだけど本当に有効なのかわからない
勉強して得た知識だけど周りの人は実践してないし、私だけやってるのも恥ずかしい
というような、自分で勝手にハードルを上げているというものでしょうか?
こういった意識は以前私にもありました。
まぁ、わかります。
特に看護師経験が浅い時ほどこういう考えを持ちやすいと思います。
知識を活かしてみたいけど、上の方々がやってないからやりづらい。
痛いほどわかります。
ではどうやって私がこのようなハードルを越えられたか。
……
……
……
……正直覚えていません(笑)
確かに最初は上の方々に遠慮しながらやっていた気もします。
でもその内、後輩に
「何故お前がこのような動きをした方がいいと考えたのかを問う‼︎」
みたいな事を言われたので、コレコレこういう理由だよ〜と伝えると
「成る程、記録からはどういう考え方をしたのかわからなかったのできいてみました」
と言われてしまったので、ちゃんと記録として残しておいた方が後輩との情報共有に役立つかな?と考えるようになりました。
ただ、やっぱり上の方々にはなんか言われるんですけどね。
例えば呼吸回数をバイタル記録に記入していたら
「え?なんでここで呼吸測ったの?」
って言われまくったり、
状態悪化の患者の記録をPEARSの一次評価に沿って入力していたら
「これ看護師の記録じゃなくない?」
と言われたり、
qSOFA、SOFAスコアを踏まえた考えを書いていたら
「謎のアルファベット羅列の誤字があったから直しておいてね」
と言われたり、
最初は面倒くさいなぁと思っていましたが
一回ずつ説明する事で、そのうち何も言われなくなりました。
私の熱意が伝わったのかもしれません。
まぁ諦められただけかもしれませんが……(笑)
あとは「木を隠すには森の中、呼吸回数を隠すには呼吸回数の中だ」という理論(?)で
受け持った患者全員の呼吸回数を毎回測定し、
バイタル表で見ると「あれ?呼吸回数が測定されていることの方が多い」と感じさせ、
むしろ測定していないタイミングを違和感として感じさせるという方法も取ったりしました。
全く周囲に効果はなかったと思いますが(笑)
ただ、単純に全患者の呼吸回数を測定する事を続けていたことで、
自分の方が、測定しないとなんか違和感を感じるようになりました。
私の場合は呼吸回数でしたが、とりあえず全患者にやっているとそのうち慣れるものです。
むしろ、それをやらないと物足りなさを感じます。
そう考えると、とりあえず「学んだ事を全患者にやってみる」というのは学んだ知識を活かすようになる為にはいいかもしれません。
全然スマートな方法ではなく、かなり泥臭い方法ですが……、
今考えると、私はこんな経緯でハードルを越えていったのかもしれません。
役に立つかはわかりませんが、ご参考まで。
あとは過去に書いた私の記事も何かの参考になれば。
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『自分で得た知識をどう使うか?』
https://dream-nursing.hatenadiary.jp/entry/2018/12/31/094529