敗血症プチ勉強会 総括
さて、敗血症のプチ勉強会の記事はどうでしたか?
この間自部署でやったものをもとに書いていったのでそんなに大した内容じゃありませんし、
そもそも、この分野はこんなもんじゃ追い切れないすさまじい世界ではありますが、
その片鱗を少しでも感じて興味を持ってもらえればと思います。
というか、看護師さんこのくらい知っててもいいと思いますよ?
血液培養とっているうちに指示もらって抗生剤作っとくとか
同線考えた部屋移動とか尿カテの準備とかベッドサイドモニターの準備とか
「外液入れますよね?」ってこっちから確認していくとか
みんなで協力して時間を有効に使うことを考えていかないと敗血症には対抗できません。
特に、医師が敗血症は時間との闘いだと理解して動いているのに、看護師が時間を気にしないでのほほんとしていると治療がうまくいきません。
そう考えると、最低限の重要な知識を持っている看護師が多い方がチームとしての動きは良くなります。
まぁ、深い知識を持った一人が強烈なカリスマ性やリーダーシップを持って周りに指示していくというのも一つの手だとは思いますが、ちょっと大変です。
それでも、治療となれば医師が関与してきますので、最終的には医師の指示に従えばいいという部分もありますが、
敗血症を疑う、気付くとなると医師よりも看護師の方が直面する機会は多いのではないでしょうか?
そこで、 qSOFAを使ってスクリーニングをする。
データが揃っているならSOFAスコアで評価してみる。
これらを意識する事が重要になってきます。
……とまぁ、「意識する事が重要」とか「知識を持っておく」とかこんな事は散々言われていると思いますが、
なんだかんだで業務に活かすことは難しいと感じている方が多いと思います。
それは何故なのか?
次回はそれをちょっと考えてみます。