敗血症プチ勉強会
以前から敗血症について学ぶと集中治療の基礎的な部分が学べ、
敗血症の情報を追っていくと集中治療に関する情報がスムーズに得られると考えています。
これも、急変前に患者に介入したいという私のいつもの臆病な考えからきているものです。
敗血症はタダでさえ死亡率が高い(心筋梗塞より高い)のに
敗血症性ショックになると40%にもなるそうです。
ヤバイですよヤバイ。
とりあえず、以前から言っていますが、我々看護師は患者の体調の変化を早く察知する方法を確立すべきだと考えています。
敗血症限定で考えれば、これに関する指標はガイドラインに記載されています。
私の前のブログ記事にも出て来ましたが、qSOFAスコアです。
(以前の記事)
https://dream-nursing.hatenadiary.jp/entry/2018/12/26/134330
このスコアは3項目で敗血症を疑う指標になります。
意識変容(普段と違う)
呼吸回数≧22回/分
収縮期血圧<100mmHg
感染症が予想される患者に、上記2項目以上が該当したら積極的に敗血症を疑ってください。
たまに意識変容を「GCS14点以下」とか表現している文章もあったりしますが、
GCS15点でも「なんとなく変じゃね?」って感じる事もあると思いますので
変じゃね?と感じたら意識変容に該当したと考えてください。
そして、ここで私が強調したいのはやはり項目に呼吸回数が入っている事です。
そもそも呼吸回数が22回以上だった場合、他の項目が該当しなくても身体に何らかの異常があると考えてみてください。
呼吸回数は重症患者の判別に早期に役立ってくれます。
というか、全患者測れ。
「なんで呼吸回数なんか測ってんの?」
とかいうスタッフには
「え?なんで測ってないの?」
って言ってやれ。
厄介者扱いされるかも知れんが、あなたは正しいと私が応援してやる(゚∀゚)
(ただし、測定だけで終わらずに慣れてきたら意味も考えてね)