テストは終わった。それなら次は?
看護師国家試験のBLS問題が色々議論を呼んでいますが、
学生さん達には、終わったことなのであまり気にして欲しくないです。
せっかくテストが終わったので羽を伸ばして自分なりにリラックスして過ごしてください。
私は国試終わった後、必修に不安がありましたが実家に帰ってずっとドラクエやってました(^^)
ただ、実際の看護師やAHAインストラクター、国試対策の講師などはこの問題を無視するには疑問があると思います。
まぁ、ブラックボックス(自分のBLS周辺の知識量がバレる)として触れないという選択肢を取る方々もいると思いますが……。
ちなみにJRC、AHAが違うという事も含めてツイッターで解説してくれている素晴らしいインストラクターや現場の方々がいます。
私が学生の時なんかこんな事知らなかったので、もしこれを機に学生達がこの辺の知識に興味を持ってくださったなら、ありがたいです。
しかし、もしこの問題がもとで
「 は?何これ蘇生分野の知識ってまとまってないの?人によっていうこと違うなら勉強する気無くすわ~」
みたいになってしまうと、とても残念です。
とは言いながら、そもそも私が蘇生分野を自分で学ぶ必要性を感じた理由はまさにここなんですがね。
「今まで漫然と仕事しすぎてた。私なんか看護師の底辺なんだから急変に当たって振り返りをして同じ失敗を繰り返さないようにしなきゃ。あれ?でも振り返りをしようとしても、看護師の先輩や医師でさえ人によっては言う事が違う?どうなってんの?」
ってな感じです。
まぁ大筋はそこまで極端に違うってわけでもなかったんですが、
- モニターいつ付ける?
- AEDは?
- 薬は何をいつ使う?
- ABC?CAB?
- 胸骨圧迫と補助換気は同期?非同期?
みたいな感じです。
他人に聞いても納得いかないなら自分で調べて納得しようと思った次第です。
今となっても全然まだまだですけどね(笑)
もし興味があるなら、暇な時でいいのでこれを機に蘇生分野に関してちょろっと調べてみるのも面白いですよ?
試験は答えがあります。そうしないと点数が出ずに「ふるいにかける」という試験の意味が無くなりますから、
しかし、現場では答えが出ない事が多いです。
蘇生分野も「この薬使った方が良い」が数年後に「やっぱそうでもないかも」となることもあります。
ここに面白さを感じる事ができたらしめたものです。
自分から「今はどうなんだろ?」と調べる力が付いてきます。
もちろん、ここに面白さを感じる事ができない人もいると思います。
「え?どうせ変わるなら覚えても意味無くない?」
と感じる人もいると思います。
ただ、蘇生分野の知識は看護師免許を持っている限り周りから求められるものだと思います。
そんな「いざ」という時に答えられる・行動出来るくらいの知識は把握しておいた方が自分の精神衛生上いいと思います。
何が言いたいかというと、
紙の上で評価されるテストは終わりました。
次は現場で動く必要があります。
「テストではこうだった」は通用しない理不尽な事が多分沢山あります。
自分で納得のいく行動をするには
自分で納得がいくまで調べて動かないとダメです。
先輩でも医師でも言われたことは自分で裏をとりましょう。
先輩の知識は古いかもしれませんし
医師は自分の専門分野じゃないと詳しくないかもしれません。
もう一度言いますが、
紙の上で評価されるテストは終わりました。
次は貴方がどう動くかです。
このブログが皆さんの働きの手助けになれば幸いですが、
レベルもそれほど高くないので踏み台にしてとっとと先に行ってください。
私は底辺から見守っています(゚∀゚)