敗血症の勉強会資料
敗血症とは
・感染症に対する制御不能な宿主反応に起因した生命を脅かす臓器障害。
・分類としては「敗血症」と「敗血症性ショック」の2つのみ存在
看護師がこんな事知る必要あるの?
• 敗血症は時間との勝負
• 敗血症は死亡率10%とかなり死亡率が高い(AMIは8.1%)
• さらに敗血症性ショックになると死亡率46.5%
• 敗血症はまず気づくことが重要!
看護師が知っておく事って?
・qSOFAスコア
・SOFAスコア
・Hour-1 bundle
qSOFAスコア
①呼吸数≧22回/分
②意識変容(普段と違う)
③収縮期血圧≦100mmHg
→上記2項目以上が陽性の場合で敗血症を疑う
SOFAスコア
1 呼吸器系(PF比)
2 凝固系(血小板数)
3 肝臓(ビリルビン)
4 心血管系(平均血圧、循環作動薬使用の有無)
5 中枢神経系(GCS)
6 腎臓(クレアチニン、尿量)
上記項目2点以上上昇で敗血症を疑う
敗血症の診断
ICU以外ではqSOFAで迅速に
ICUではSOFAスコアで正確に
敗血症への介入 ※下記を1時間以内に実施
Hour-1 bundle
1 血清乳酸値測定
2 血液培養採取
3 広域抗菌薬投与
4 細胞外液 急速投与(30ml/kg)
5 ④を実施後、低血圧継続、MAP≧65mmHgならば昇圧剤検討
医師と敗血症に対する共通認識を持ち、早期介入できるようにしていこう。
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こんなもんでしょうか。
A4一枚に収めてみましたが、文字数としては500文字いかない程度です。
敗血症の死亡率の提示という形で敗血症の怖さを提示して、
敗血症の早期察知のための指標を説明し、
介入はどこに注意してどのようにするかを認識してもらう。
とりあえず配付資料はこのA4にしようかなと思いますが、
勉強会ではパワポを使って補足説明していこうかと思います。
これで動けるようになるかなぁ・・・まだちょっと難しいよなぁ。
この知識を踏まえた上でのシミュレーションかなんかを企画しないと
臨床で動くレベルにまで行動を落とし込めないだろうなぁ。
まず、私がどのように動いているかを見せてからやれば効果があるのかなぁ。
みんな敗血症にもっと興味持ってくれないかなぁ(笑)