患者評価はどこで身につく?何で身につく?
手洗いの件で実感しましたが、人は正しいと思っていることや良いと感じた意見を踏まえて自分の行動につなげることが苦手なようです。
わかっちゃいるけど・・・と言うやつですね。
なので、今年は今まで以上に自分の意見を繰り返し発信していこうと思います。
過去にブログで記載した内容など「一回書いた内容と重複するからこの辺のことは書かなくて良いかな」なんて考えていたりしましたが、
書きます(笑)
私のブログなんて見るのに金がかかるような仕様ではないので、
どんどん書きます(笑)
とりあえず、今訴えたいことは看護師は患者の状態を把握するためのスキルが育ちにくい環境にあるということです。
・・というか心がけ次第でこれは解消できるものだと思うのですが。
一度、患者評価をしっかり体系的に学ぶ機会を作ることが必要です。
看護師は困ったら医師を呼ぶという行動が定着しています。
確かに看護師は医師の指示が無ければ何か医療処置をすることはできませんが、
「患者の状態を推測する」という思考は必須なものだと私は考えます。
なんとなく気になったことや患者の状態が変わったことを医師に報告してすべて丸投げにするのでは無く、
患者の状態を自分で把握する努力をして自分の考えや希望とともに医師に報告することが重要です。
この辺の主張をすると「看護師で患者評価をしていたら患者への介入が間に合わなくなる」と反論してくる方々もいますが、
私は逆だと考えます。
むしろ、その辺を意識して患者評価に望んでいた方が必要な介入は早期に行われ、無駄な報告や医師の拘束時間は減ると考えます。
診療看護師や特定行為でタスクシフティングをする
という考え方がありますが、
それよりも自分の業務効率も上がり、優先度の判断も磨くことができ、かつ患者の安全を確保するなどなど
そういった効果のある、患者評価のスキルを確立することが今後の看護師に求められることではないかと勝手に考えております。
そのために何が必要か?
考えてみてください。
ACLS?BLS?それらでも患者評価は学べるかもしれません。
しかし、それらの本領発揮は心停止後です。
状態悪化しつつある患者を拾うには?
PEARS?それともバイタルでスコアリングのNEWSスコア?
他にもあります。
ただ、体系的にというとPEARSが頭ひとつ抜けてると思います。
この患者評価に関して今一度考えて下さい。