勉強会終了……そして反省。
さて、今回の勉強会「バイタルサインのポイント」の最低限の目標は、「30分以内で終わらせる」というものでした。
仕事終わりにやる超勤のでない勉強会なんてやってられないと思いません?
なので、少なくとも30分以内で出来る範囲の伝えたいことを伝えようとしてみましたが・・・これが難しい。
反省点が色々あります。
まず、今回私がこの一連の勉強会をやる理由をもう少し掘り下げて説明したかったところです。
『急変を徐々変に変える』という野望の第一歩として、
基本的な情報であるバイタルサインの解釈の仕方を学んでもらおうというのが狙いでしたが、
時間の制限がある中でその狙いを説明すると本編をやる時間が少なくなってしまうと思い、
最初の動機づけがあっさりとしたものになってしまいました。
事前に「この勉強会をやる理由」みたいなのを掲示したりとかすれば良かったかな。
そうすれば少しでもそれに関して学ぼうとする意識のスタッフが集まるからすぐに本編に入っても大丈夫だったかもしれない。
そして、事例を2例準備して、1例は説明がてら呼吸・循環・意識の面から順番に評価を行い、患者評価の流れを体験してもらって、
もう1例は個々で考えてもらった後に最終的にみんなで答え合わせして共有するという方法をとりたかったけど、結局時間が無くて1例しか出来なかったのです。
不完全燃焼って感じになってしまいました。
あと、それぞれのバイタルサインのポイントを説明するときに参加者に「どう思う?」「○○ってわかる?」って聞きながらやってたら、予測してた時間よりもだいぶ時間がかかってしまった。
そのことも計算に入れて構成を組み立てる必要があったなと思います。
そして、こちらが最終的にこれだけは学んで帰って欲しい(明日からでもやってもらいたい)部分を、最後にもっと強調しておくべきだったかなという気もします。
参加者に関しては、
1年目六人、
2年目一人
4年目一人
5年目二人
8年目一人の合計十一人。
それぞれに感想を聞いてみたが、「わかりやすかった」「4月入職者には難しかったかも」の2つのみ(笑)
なんて薄い勉強会なんだ……(笑)
この辺は仕事終わりに無料で受けてるから、セミナーを受けるのとは違ってモチベーションが高くないせいなのかなと考えたりしています。
お金払って受けたセミナーがイマイチだったらボロクソ言うよね?
・・・あれ?言わない(笑)?
よく考えると、「超勤がでない」とか「仕事の時間を犠牲にして出席している」こと自体がお金払ってるようなもんだけどねぇ。
でも、難しかったかもって意見には耳を傾けたいところです。
確かに「橈骨動脈で脈が触れることが出来れば最低限の血圧が維持されている」と言われても
橈骨動脈で脈が触れたら血圧80mmHg前後はある
って事を知らなかったら「なんで維持されてるって言えるの?」となることが考えられますしね。
自分が1~10まで理解している知識を周りは1~6は理解出来ているだろうと勝手に考えて、
7~10しか説明しなかったら1~6が理解出来ていない人はポカンですよね。
受講者に幅があると難しいなぁと思った要因の一つです。
まぁ、もっとどういう内容の勉強会なのかを明確にして提示でもしておけば、
「それ(参加者が求めているモノ)に添った勉強会だったのか」
「自分の知識レベルで追いつける内容だったのか」
「今後の自分の実践に活かせそうか」
などの具体的な評価がもらえたかもしれない・・・。
まとめ
・この勉強会がなぜ行われているか(企画者の意図)を明確にして学習者の動機づけをしっかりする。
・もらえる時間と実施内容のバランスをもっと意識して勉強会を構成する。
・準備したものが全部提供できなくても、ここだけは伝えるというところを明確にして最後に強調して伝えるなどの手段をとる。
・参加者に意見を求めるときはそれ相応の時間がかかることを認識しておく。
・率直な意見が聞きたいので・・・お金を払ってもらう?(笑)
ちなみに、勉強会終わりに資料だけ持って行ったスタッフもいますが、必要最低限の事しか記載してないから理解出来るか不安。
あと、今後は
「第一印象って何?」
「呼吸回数は大事?」
「敗血症って何?」
をそれぞれテーマにやろうと考えているんですが、追加で
「ショックについて」
「骨髄抑制中の発熱の対応」
をやって欲しいと言われて私また倒れそうです。