自己反省
最近、急変対応が嫌だという理由で患者の状態変化に敏感になりすぎているような気がします。
あんまり同じようなこと続けていると、報告する医師達にオオカミ少年呼ばわりされるようになりそうですね。
オーバートリアージは許容されるべきという雰囲気があったとしても限度がありますよね。
幸い、うちの医師達は私の評価がオーバートリアージだったことがわかった後も、不快に感じたり文句を言うような雰囲気はだしてこないけど(少なくとも私にわかる形では見たこと無い)
正直、上手く時間の管理が出来ないことが問題の一つだとは思ってるんですよね。
ここは様子を見て良い症状なのか?
どこまで緊急性の高い状態悪化なのか?
評価と介入どっちを優先した方が良いのか、同時が良いのか?
焦ってしまって「とりあえず報告」みたいになってしまっているような気がします。
いつぞや指摘された「責任が希薄」というやつですね。
何年看護師やってんだよって感じですが、
私はシミュレーション研修ですら、実際の場面と同じように焦ってしまうのです。
やはりそういう経験が増えないことには難しいのでしょうか?
部署移動が必要かな?
・・・なんて言い訳していないで、振り返りをしっかりして同じ失敗を繰り返さないようにしていきたいものです。
そもそも、自分が何を持って患者の状態が悪化したと判断したかをしっかり把握していく必要がありますね。
そこが整理できていないと、振り返ろうにもボヤけてしまって効果的な振り返りができないのかなと思います。
客観的な情報から判断したのであれば、どの情報から何を疑ったのか
主観的な情報から判断したのであれば、どのように感じたことが状態変化という評価に繋がったのか
以上を振り返って、
実際には自分がやった評価はどうだったのか、
自分が集めた情報は患者の状態を評価するのに適切なものだったのか、
自分が感じたものは妥当なものだったのか
これらを整理しないと成長出来ません。
ちなみに、看護師が感じる主観的な情報を言語化して10項目にまとめた研究があります。
『Nurses’ worry or concern and early recognition of deteriorating patients on general wards in acute care hospitals: a systematic review』
https://ccforum.biomedcentral.com/articles/10.1186/s13054-015-0950-5
直感で患者の状態悪化を認識する看護師は、その直感が働いた症状を言語化するとどのようなものになるか?
というような内容のものです。
論文の後半に10項目にまとめられた症状の表が載っています。
これを使って自分が感じた情報が何かを整理して振り返る助けにしていければと考えています。