Dream-Nursing

世の中の看護師さんに発信したい、自分で学んだ文献などを記載する備忘録。看護師さん〇〇しようぜ!

Respiratory rate 6: the benefits of continuous monitoringについて

そして記事の6回目、最後の記事です。


https://www.nursingtimes.net/clinical-archive/respiratory/respiratory-rate-6-the-benefits-of-continuous-monitoring/7026523.article


この記事では、呼吸回数の持続的なモニタリングの利点が記載されています。


現在の傾向として、高齢化や既往歴などから複雑な病状にある患者が一般病棟にも増えています。


このような患者に対する状態変化の早期察知のアプローチ法が必要とされていると本文では論文が紹介されています。


Prgomet M et al (2016) Vital signs monitoring on general wards: clinical staff perceptions of current practices and the planned introduction of continuous monitoring technology International Journal for Quality in Health Care; 28: 4, 515–521.


https://academic.oup.com/intqhc/article/28/4/515/2594957


そして再度、バイタルサインのなかで呼吸回数が無視されていることが心配事のひとつとして挙げられています。


Elliott M (2016) Why is respiratory rate the neglected vital sign? A narrative review. International Archives of Nursing and Health Care; 2:3, 1-4.


https://clinmedjournals.org/articles/ianhc/international-archives-of-nursing-and-health-care-ianhc-2-050.pdf


いいですね、この何度も同じことを言うしつこさが堪りません(笑)


そして、測定しない理由としては、自動的に測定する機械がないということがここでは挙げられています。


まぁ、正直普段から呼吸回数を測定していない人が自動的に呼吸回数が測定される機械を使えたとしても患者評価に活かせるとは思えませんが・・・。


なので、今のうちに呼吸回数の評価方法を理解しておきましょう。


ただ、この記事では持続的なモニタリングの有効性を述べる内容になっています。


論文を2つ紹介したうえで


”The interpretation of continuous monitoring data still requires expert nurses and clinicians to inform patient care.”


としています。


ここの訳がイマイチよくわからないのですが、


『継続的なモニタリングデータの解釈は、依然として熟練した看護師や臨床医に患者のケアの必要性を要求します』


とでもすればいいのでしょうか?(誰か正しい訳を)


要するに持続的なモニタリングがケアの必要性を教えてくれるという解釈でいいのかしら?


まぁそれにしてもわざわざ「熟練した」って書かれているのは何か意味があるのでしょう。


”データの解釈できるようになっとけよ”ってことでしょうか(笑)


そして、”デンマークの研究者が敗血症患者の継続的なモニタリングの調査で呼吸回数は他のバイタルサインと比較して体調悪化を早期に予期しているかの調査をしている”みたいなことが書かれていますが、それの細かい情報がありません(笑)


そして、その後に「この研究のケーススタディでは」と記載が続きますが出てくるのが肺水腫患者なので敗血症患者は?となります。


まぁ発熱で入院したのでこの患者が敗血症患者ということでしょうか。


そしてこのケーススタディも解釈が難しいです。


Day2に呼吸回数測定したら16回だったけどSpO2測ったら89%だったで~血液ガスや!


と書いてありますが、呼吸回数正常だったんかい!!って感じですよね。

 

しかも、グラフを見てもそれ以前の10時間くらいは呼吸回数20回以下になっています。

 

状態悪化の際には持続的に頻呼吸が記録されるものだと思っていましたが……。


Day3の状態悪化は比較的わかりやすく、呼吸回数が高めでずーっと継続した結果、状態悪化と言われればまぁ納得できます。


入眠時間っぽいけどあんまり呼吸回数が低下してないっていうのも、徐々に状態悪化する過程で品呼吸になっていることが予測されるとすれば理解できます。


それでも、この結果で「状態悪化を予測するのに呼吸回数を持続で測定することが重要」というには少し弱い気がします。


5回目の記事にあったケースといい今回のケースといい、呼吸回数の重要性を推したい内容としては事例がどうなのかな~といった印象です。


結論やキーポイントにも


『バイタルサインの継続的なモニタリングは、患者の劣化を早期に検出する』


『一般病棟のバイタルサインの持続的なモニタリングは、早期の悪化の予測と患者介入の必要性の減少をもたらした』


的なことが記載されていますが、これらケースだけでは少し根拠が弱いような気がします。

 

 

 


・・・とここまでは、私が勝手に訳して勝手に記事を評価した内容です。

 


「お前、解釈間違ってんぞ」


「読み込みが甘い」


「そもそも英語が全然わかってなくね?」


という方はどんどん意見をください。


多分ヘコみますが頑張って立ち直ります(笑)

 

 

 

っていうか皆さんこういう事一緒にやりません?

 

お仲間お待ちしてます(゚∀゚)