育休への道
※個人的な意見、なおかつ男が取得する場合に限る( と思われます)
育休制度の知識を得る
→ネットで事前に情報を得ておくことも良いと思いますが、 個人的に一番なのは人事部などの事務の方々に制度の説明と必要書類の書き方の説明を受けることだと思います。
いつまでに何の書類が必要かなども重要ですが、「 育休を取ることが労働者の権利として認められているため自分の仕事でも育休を取るための道がある」 という理論武装をするためです。
後々、 これが自分の意見を貫くための武器になります。 ついでに自分が育休を取得できる対象なのかどうかも確認しましょ う(雇用側が断れる場合もあるようです)
早めに上司に相談
→なんとなく否定的なことを言われそうで、 相談をしないままズルズルきた上で直前になって育休希望を伝えることになると単純に印象が悪く受け取られることがあります。
そうなると話が進めにくくなる可能性があります。( 人は感情で動く生き物なのです)
現在の配偶者・子どもの体調を逐一報告する
→ わざわざ時間をとって報告するのも気が引けるかもしれませんが、 私は妻の妊婦健診に全部付き添いたかったので休み希望を伝える際 に報告してました。(「いちいち報告しなくても良いよ」 と思われる可能性もありますが・・・)
上司のタイプを知る
→上司には(多分)いくつかタイプがあります。
① 自分に育休回り(というか法律)の知識が無い事がわかっていない。そのため、 育休を取らせない方向に話を持って行こうとする
② 育休回りの知識がありながら、 取得が難しいことをほのめかし空気を読めという方向に話を持っていこうとする。
③ 希望をそのまま受け入れてくれる。
きっと③のような上司がいれば話はスムーズなんですが、 あまりいないんだと思います。
①、②に関してはタイプは違いますがアプローチは同じです。 ここで事務の方から得た知識を存分に発揮してください。 穏やかに柔らかく、しかし「育休取得できないはずがない」 という態度でいくのが良いかと思います。
①のような上司は「取らせない」とか「無理」 とか厳しい否定の言葉を言ってくる可能性がありますが、 その場合録音しておくと良いです。なので、 話し合いに行く前にレコーダーなどを用意すると良いかもしれませ ん。その後、 上司の上司や他の公的な機関への相談を考えると良いと思います。
②のような上司の場合は、 明確に否定の言葉を言ってくることがない可能性があるためこれで 引き下がると、後々「育休を取らせてくれなかった」 とゴネてみても「私は取れないなんて一言も言ってない。 そちらが(空気を読んで勝手に諦めて) もう育休の希望を言ってこなかったから希望がなくなったと思った 」みたいな対応されることが考えられます。
こういう場合は話し合いの時に“空気を読め”的なほのめかしが出た時点で
「”無理“って言ってますか?」
「育休希望した職員に上司の立場から”取らせない“ と言ってるという解釈で良いですか?」
というように、 上司のほのめかしにどういう意味が含まれているかを明確にしてメモするなどの文書で残す。そして、 その言葉を“両者共有の事実”として「話し合いの場で上司が明言した」という事実確認をすると良いかもしれません。
この場合「取らせないとは言っていない」と言われれば「 じゃあ取りますね」と答えれば良く、「取らせないと言っている」 と認めれば上司の上司や他の公的な機関に相談するなどを考えても 良いかもしれません。
・・・こんな所でしょうか?
ちなみに私は2回育休を取得していますが、やり方としては
① 事務方に制度の説明と必要書類の確認をしに行く。
② 1年に何回かある面談の時とかに育休を取る意志があることを日頃 から上司に言っておく。
③ 検診の付きそいの休み希望を上司に言う度に配偶者と子どもの状況 を報告する。
④ 育休を取る日程が固まったら上司に早めに伝える。( 家庭環境が許すならちょっと長めの期間取得したいと希望する。)
って感じでした。
実際は3ヶ月位取得できればと思っていても、 半年くらい希望しておけば「3ヶ月なら・・・まぁ・・・」 と上司も感じてくれるかもしれません。
最初にドンとぶちかましてから徐々に落としどころを探っていく感 じです。
ご参考までに。