呼吸を再現してみようぜ
さてさて、呼吸回数を測定することの重要さを強調する医師や著書が増えてきましたが、
そんな所でよく言われている事があります。
それは
「患者の呼吸を真似してみると促迫しているかどうかがわかりやすい」
というものです。
これは呼吸回数を1分間も測定する時間を取れないとか
第一印象の時点で即座に呼吸回数に異常が無いかどうかを判断するとか
あまり時間をかけたくない場合に呼吸回数に関してどう判断するかを考えた策では無いかと思っています。
(……あれ?違うかな?)
個人的にはしっかり1分間測定するのが基本だと思いますが、
患者評価に時間をかけられない場面というのも確かにありますし、
呼吸を評価しないよりは良いと思うのでやってみるのも良いと思います。
そこで、真似するついでに提案です。
(これはわざわざベッドサイドでやる必要は無いんですけど)
聴診器を使わないでも聞こえる呼吸異常音ってありますよね?
喘鳴とか呻吟とかいびき音とか嗄声とか
あれを教科書とかで記載された文章のみで理解するのは難しいと思います。
Youtubeやアプリで実際の音を聞くのも良いですが、
私はこの異常音こそ自分で真似してみると
何処に無駄な力が入って呼吸が辛いのかなどが実際にわかるのでお勧めしています。
自分でやってみると
「あ〜、ここに力が入ってのか」
「ここが塞がりそうになると身体はこう動くのか」
とかが体感できて、より理解が増すのでは無いかと考えています。
……呻吟とかイメージするのがちょっと難しくて真似するのが難しかったりしますけど(笑)
身体がどう動いているのかが分かると、どう介入すればそれが解消出来そうかの手掛かりになるかもしれません。
御参考までに如何でしょうか?
看護師さん、呼吸を再現してみようぜ(゚∀゚)