消化管出血
患者評価
バイタルサインは重要だが、バイタルサインに問題がないからといって安心しない。
出血が循環動態に影響しているかの予測にはバイタル・身体所見を重視(時折バイタルが崩れるよりも早く身体所見が出る)
→末梢冷感、橈骨動脈の触れ、冷汗、CRTが何秒か、意識レベルの変容
緊急性の判断にはバイタルサインを重視
→バイタルサインが安定しないのに検査類に行かない
体動などで容易にバイタルサインが変動すればヤバス(特に脈拍)
というか、血圧で患者の状態を判断しようとしない(血圧に影響があったら既に遅いって位の意識で)
消化管の上部からの出血か下部からの出血か判断するのは大事(内視鏡でのアプローチの仕方が違うから)だけど、それは医師の仕事
吐血、下血の色を報告することは重要だが、色で患者への介入が遅れてはならない(赤褐色、暗赤色だから様子見、鮮血だから介入と考えていると後手後手になる)
意識の変容は少しでもいつもと違う、変だと感じたら『変容有り』にする
対応
初期に考えるのは細胞外液の補液一択
輸血やらなんやらを考えるのは後(というか医師)
内視鏡をする必要あるため移動の事を考える(動かしていいかどうか)
血圧に影響が出る前に循環不全になりそうなことをバイタルサインや身体所見で予測し、
このまま進めばバイタル崩れるから補液?早期に内視鏡?動かしていい?ダメ?など
どれだけ先を読んで行動できるかがポイント
『予測と安定化』
これが今必要とされる看護師の仕事じゃい‼️