Respiratory rate 4: breathing rhythm and chest movement について
さて、シリーズ4回目です。
今回は呼吸パターン、リズムに関してです。
呼吸回数の増減は数値で見られるので、
機械的に「増えた」「減った」が判断でき、動きやすいですが、
パターンやリズムとなると何をもって判断するのかが難しくなってきます。
正直、現場で全然落とし込めていないと感じている部分なので興味深いです。
……と思って読んでいきましたが、あまりこれといった真新しい情報は無さそうです。
回数の評価と同じようにリズムやパターンは状態変化の早期に出現するようなものなんでしょうか?
あ、クスマウル
お?ビオーやん
やば、チェーンストークス
みたいな感じに認識できたことが私は無いです。
一般病棟だからなんですかね?
規則的、不規則的くらいは区別出来ますが
それ以外はまだ臨床で活かせた経験がありません。
一回だけ脳幹損傷の患者のチェーンストークス呼吸を聞いた事があって
あれは確かに変だと思ったので、実際に目の当たりにすれば気づけるのかもしれません。
救急とかICUのスタッフの意見も聞きたいものです。
さて、今回の記事ではパターン、リズムを正確に把握する手順として記載されている1~5の中から
2と4を強調しておきたいと思います。
2には胸部と腹部の動きの観察方法に関して記載してあります。
ここに異常があった場合、過去のPEARSの呼吸回数の記事に書いた通り、気道閉塞が疑われます。
https://dream-nursing.hatenadiary.jp/entry/2018/10/14/221321
いわゆるシーソー呼吸です。
4には呼吸補助筋のこと、さらに呼吸苦があった場合に呼吸が楽になる体位のことも記載されています。
呼吸回数を測定するようになると胸の動きや肩の動き、首の動きを見るようになると思いますが
その時にいつもと違う違和感がないかを意識していると
補助筋の動きなどに目が行きやすいかも知れません。
さらに、COPDなどで普段から補助筋を使用して呼吸をしている患者がいた場合は
悪化した場合すぐに呼吸が破綻しやすいので注意しましょう。
大した解説になっていませんが、
今回はここまでです。