Respiratory rate 3: how to take an accurate measurementについて
さて、3回目の記事です。
introductionに「毎分3~5回の呼吸回数の変化は患者の状態変化を示す可能性がある」と記載されており、さっそく呼吸回数を提起的に測定する必要がある事を示しています。
また、呼吸回数が重要な指標となるものに
オペ後の患者のモニタリングや輸血、酸素療法の患者の合併症の把握になども記載されています。
このことから、外科・内科でも呼吸回数が重要となることがわかりますね。
そして、基本的な呼吸回数のベースラインが記載されています。
加齢での変化も記載されていますが、呼吸回数は加齢での変化があまり多くないと認識しておりました。
しかし、ここに記載されているのは
65歳以上で12~25回/分
80歳以上で10~30回/分
になっていますね。
(上記サイトより抜粋)
加齢での変化があまり大きくないというのはどの文献にあったのか覚えがないので
少し探してみます。
さらに、頻呼吸になる原因と徐呼吸になる原因が記載されています。
頻呼吸の事にばっかり意識がいきがちな私ですが
勿論、徐呼吸も異常である可能性があります。
また、自動で呼吸回数を表示するモニターに関しての記載もありますね。
心電図モニターをつけている患者さんは呼吸回数も一応出る事になっています。
しかし、私の職場は一般病棟なのでモニターをつけていても体動が多い患者が多いです。
なので、仕方のない部分もありますが、わたしはモニターの値は参考程度にしか用いていません。
実測した後に見比べて「あぁ、合ってるな」と思う位です。
別にモニターをバカにしているわけではなく、患者を実際に観察する事が重要なので、可能な限りそうしているということです。
このモニターの呼吸回数に関しては思う所は、値が0を示していてapneaアラームが鳴っているのにスタッフが何も気にしていない事です。
その上、患者の状態把握の時に呼吸回数を聞くとモニターの値を読み上げてきたりします。
モニター信用してるならapneaになった時、患者見に行ってよ。
信用してないなら実測した値を報告してよ。
……また愚痴ってしまいました。
まぁ、看護師さんは忙しいから仕方ないんですかね〜。
あと、呼吸回数を正確に測る為の手順が1~13に沿って記載されております。
この通りに毎回やるのは難しいと思います(笑)
なので、特に強調したいのは6番目です。
患者と会話をしてみた時に、一息で一文章言えない場合は要注意なので気をつけましょう。
他にも具体的にどのように呼吸回数を測定すると正確に測定できるのかが記載されていますので、
一読してみてはいかがでしょうか?