勉強したくない人にこそお勧め。
誤解を恐れずに言うならば、
患者評価のABCDEアプローチとACLSは所謂“意識が低い系看護師”にもとてもお勧めです。
(この意識高い系低い系という表現が私は嫌いですが)
というか、仕事関係の知識を学ぶ事に積極的じゃない人にこそお勧めです。
何故なら、ある程度の動き方や情報の集め方が型として確立しているからです。
ACLSなんてアルゴリズム化されているし、
(知らなければACLSアルゴリズムで調べてみてね)
ABCDEアプローチは集めた情報を使ったアセスメントという意味では幅が出ますが、
情報自体がまとまったものであれば、そうそうとんでもない患者評価にはならないでしょう。
Aの問題ならAに介入、
Bの問題ならBに介入、
Cの……
というように優先順位に沿って介入を決めていくという流れです。
他に余計な事を考えるよりは、
このアプローチの仕方を磨いていく方がよっぽど患者の状態変化に気づく事が出来る様になると思うんですが……
どうでしょうか?
自分は最低限の仕事さえ出来れば良いと考えている方や
仕事は仕事だから必要最低限の学びしかしたくないと割り切っている方に是非お勧めします。
ちなみに、これ“だけ”やってれば患者が必ず助かるという意味ではありません。
患者が助かる率を少しでも高めたいので有れば、
この患者評価周辺の知識を深めていかないと無理です。
ですが、最初から闇雲に知識を求める事をしていくよりも、
ここから派生して知識を深めていった方が
基礎的な部分が確立された上での学びになるので効率も良いと思います。