呼吸回数は大事だぞ⁉︎③
前回わちゃわちゃと論文を引用しましたが、
それらをふまえて、単純に
呼吸回数20回以上で「おや?」
呼吸回数22回以上で「体調悪い?」
呼吸回数26回以上で「ヤババ!?」
呼吸回数30回以上で「急変する!?」
と割り切って考えてしまうのも最初のうちは良いかもしれません。
まぁ、呼吸回数を測定し始めたからといって必ず患者の体調悪化を予測できるというわけではないですし、
呼吸が良ければOK!、悪ければNG!と、呼吸回数で全てを決める呼吸回数万能説を唱えたいわけではありません。
ただ、呼吸回数だけで患者の状態を判断しようとするのではなく、
重要な情報のひとつとして「呼吸回数」を測定することを習慣付けてはいかがでしょうか?という提案です。
そして、自分の中での状態悪化に対する指標(PEARS、NEWS score、qSOFA、SIRSなど)を持っていると患者の異常察知につながるかもしれません。
なにせこの指標の中には、それぞれ呼吸回数測定が入ってますから、
もしこれらを指標にすれば自動的に呼吸回数が測定されるってことです。
まぁ、この指標にはそれぞれ使いどころがあるので正しいタイミングで使わないと患者評価の方向性が違ってきてしまうのですが……。
だらだらと散々色々言いましたが、私が望むのは一つ
急変に当たりたくない。
なので、どうにかその手前で対応したい。
その為に呼吸回数測定が役立つかもしれない。
じゃあ呼吸回数測定しようぜ!
私と同じ気持ちの人は是非検討してみてください。
まとめ1
呼吸回数は患者の急変予測に役立つ情報だと考えられる。
まとめ2
患者を評価する指標の中には、呼吸回数の項目がある(PEARS、NEWS score、qSOFA、SIRS)
今後実施していきたいこと
呼吸回数を測定し、共通のツールで患者評価をしたい。
参考文献
• 敗血症2016ガイドライン
• PEARSプロバイダーマニュアル
• Dr竜馬の優しくわかる集中治療
• ICU・救急ナース 松田塾
• バイタルサインでここまでわかるOKとNG