“何か変”って何が変?
Twitterで「患者に対する看護師の”何か変”という感覚を大切にしよう」 的な意見がチラホラ立て続けにあったような気がなんとなくした。
個人的には「確かに“患者がいつもと何か違う”という感覚は、 何かの情報を拾っているのかもしれないがそれを“何か変” で済ませていると具体的に何が変なのかを言語化する事に繋がらないのではないか」と思っていたりする。
じゃあ何が変なのかを具体的に述べるとすると・・・ 何があるだろうか?
※私個人がこんなことがあったら”何か変”と感じるという個人的意見です。
病室から聞き慣れない音がする(妙な呼吸音、何かを叩く音、 独語)
カーテンを開ける前の呼びかけに対して返事が無い( いつも返事をするのに)
いつも椅子に座って医療者に対応するのに椅子に座らずに寝ている 。
いつも病衣だけの患者が何か違う物を身につけている
いつも厚着の患者が薄着(薄着の患者が厚着も)
顔色がいつもと違う(青い、白い、赤い、黒い、黄色い)
いつもスマホでゲームしているのにしていない。
医療者と対応しているときも立ったり座ったり落ち着きが無い。
いつも目を合わせてくれる患者の目が合わない。
いつもより返事が遅い。
食事量が減った。
内服薬をカラから取り出すのにいつもと違って手間取る。
同じ事を何回か聞く。
いつもと違って感情的になりやすい
消灯後、 基本的にナースコールしてこない患者からのナースコールがある( トイレ回数が多い等の理由で)
唾液が垂れてる。
息が荒い。
肩で息している。
一文章を一息で話すことができない。
規則的に高いor低い音が鳴っている(呼吸音?)
脈拍がいつもより遅い(いつも100回/分前後なのに60回/分 前後)→正常値になったからと言って油断出来ない。
いつも冷えてる四肢が温かい(逆も)
いつも強い橈骨動脈のふれが弱い(逆も)
・・・とりあえず思い浮かぶのはこんなもんだろうか?
これらのことがあったからといって、 その患者が必ず状態悪化すると言うわけでは無いし、むしろなにも起きない事が多いだろう。
そもそも状態悪化以外で何か説明出来るものがあればそれに越した事はない。
ただ、説明のつかないこういう変化を来した患者に対しては少なくとも私は観察強化をする。