トリアージ?
さて、トリアージと聞くと皆さん何を思い浮かべますか?
自然災害?
大事故?
DMAT?
救急外来?
確かにこれらはよくトリアージとセットで語られていたりします。
そして、トリアージは私たち一般看護師にとっては直接的には関係のない単語として認識されているかもしれません。
・・・本当にそうでしょうか?
個人的には自分がやってる受け持ち患者に対する評価も私はトリアージの一つだと考えています。
自分の今日の受け持ち患者の体調はどうなのか?
体調は悪いのか悪くないのか?
体調が悪いとしたら急速に悪化しているものなのか?徐々に悪化しているものなのか?
継続して体調が悪いのか?
これらを踏まえて自分で情報を集めて緊急性や介入鵜の必要性を評価します。
そう考えるとトリアージっぽくありませんか?
何も災害現場や救急だけが患者の状態を素早く分類する場面ではないと思うのです。
そして、患者の検温の時に「これはトリアージだ」と考えて患者を見るのと、
何も考えずにバイタル測定するのとではその後の意識の持ち方が違うと思います。
ん?何か気になるな・・・これは様子を見ても大丈夫かな?
少しでもこういう意識が芽生えたら儲けものです。
割と多くの方が、
バイタルがいつもと違う・・・けどまぁ誤差かな?
まぁ今日に限って何かあるって事は無いよな。
というような、事なかれ主義(自分の勤務時間内さえ乗り切れればそれでよし主義)の考え方になっているのではないでしょうか?
多くのスタッフがこのような考え方だと、それが積み重なって最終的に患者が急変する。(したように見える)のです
情報を集めて優先順位を判断し、限られた時間の中で考えて動く。
「あなたの気づき」が患者の悪化する体調を早期にキャッチするきっかけになるかもしれません。
これも一つのトリアージではないでしょうか?
皆様はいかが考えますか?
ちなみに、災害現場などでの一次トリアージにはSTART法というのが使われますが、ここでも評価の順番としてはABCDを活用した一次評価になります。
ということは、もちろん呼吸回数が重要になってきます(笑)
なので皆さん、災害時でもなんでも呼吸回数は測定しましょう!!
呼吸回数測ってよ看護師ヌゥでした(゚∀゚)